早稲田大学ラグビー蹴球部WASEDA UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL WEBSITE

Beat Up

2024

2006年度入部式 『東条組』に33の新たな個性!

 新生ワセダに33の新たな個性―。2006年4月22日、快晴の聖地・上井草にて入部式を開催。究極を目指す『東条組』に、今年もまた「ワセダ命」の若人たちが加わった。

 まずは佐藤英善部長が緊張した面持ちの1年生に対し、もっとも大切な「ワセダラガー」としての心構えを教授。「常に一生懸命」、「ラグビー部員である前に早大生であることを忘れない」、「勉学に励む」…。何事も初めが肝心。次代を担うルーキーたちに叩き込まれたのは、勝つためのマインドでも、細かな技術でもなく、もっとも根源的な部分、ひとりの大人、ひとりの学生としてのあり方だった。

 続いてマイクを握った中竹監督も「らしさ」溢れる言葉で新入生たちを祝福。「新人練、よくがんばりました。君たちはワセダでラグビーをする権利を掴み取った。やりたくてもやれない奴がいる。今日のこの喜び、絶対に忘れるな」。ワセダでラグビーができる自らの運命に感謝…。この特別な想いは、いつの時代も変わることはありません。

 そして入部式のメイン、ひとりひとりによる決意表明では、例年よりちょっとおとなしめだったものの(今年の大学1年生はゆとり教育一期生。その影響??? はたまた進行役主務のキャラが濃すぎ???)、それぞれが胸に秘めた強く熱い気持ちを披露。「2年生をぶっ倒す」、「赤黒を着て必ず『荒ぶる』を歌います」…。みなさん、今日1年生が発した言葉をよく覚えておいてください。有言実行こそがワセダの基本です。

 そしてそして最後はこの人、主将・東条雄介キャプテンソロによる部歌『北風』の斉唱(日に日にうまくなってます!)で気持ちをひとつに。「本気で、死ぬ気で中竹さんと向かい合って3連覇、そして『清宮サントリー』、昨年負けた東芝を倒す」―。勝ち続けるために必要なのは、既定概念にとらわれない新たな息吹。33の個性を加え、『東条組』は今年もビクトリーロードを驀進します!


<1年生、えげつないゴリゴリに撃沈も、個性を発揮!>
 入部式に続いて行われた新歓試合では、新人練でひとつになったルーキーたちが2年生(と言っても3年、最後は4年シニア経験者まで登場…)に果敢にチャレンジ。容赦のない、えげつない、おもしろくないけど確実な、ゴリゴリ×10の前に大敗を喫したものの、計6度のジャッカル(すばらしかったです)など、随所にこの1ヶ月の成果を発揮した。

 何といってもその存在をアピールしたのが、SO村田賢史、FB早田健二の高校ジャパンコンビ。村田があの「曽我部より早いモーション」(久木元)から正確なピンポイントパスを連発すれば(ランもいけいけ。後半からはインサイドCTBに入りテンポアップ。 イメージは1年時の曽我部?)、超実戦派・早田もキレキレのステップ、抜群の加速(ライン際などはかなり速いです)、意外な強さで2年生を翻弄。1年生が奪った3トライ、そのすべてをふたりでもたらし、頭ひとつ抜けているところを見せ付けた。

 そしてそんなふたり以外にも、ワセダ名物『無印良品』は今年も健在。清宮前監督が「自分が見てきた中で、早実史上最高の選手」と評したSO/CTB井上隼一(東京代表、村田に負けず劣らずスキルフルです!)、新人練担当の久木元、今田両コーチが口を揃えて「抜群にいい」と評したSO/CTB常藤健(この日は出場しませんでしたが、新人練では存在感抜群。オール福岡。久木元、豊田のラグビースクールの後輩です)、花園であの伏見工を最後の最後まで追い詰めた長崎北陽台・松井祐太朗(長崎では知る人ぞ知る選手。花園終了後のラストスパートで見事合格。すごいです)…。「1年生はみんな個性が強い。色々な奴がいて、みんな何かひとつの特徴というか、技を持っている。浪人した人がいたり、再挑戦の人がいたり、本当にすごい」(村田賢史)。このマネできない、その年オリジナルの個性の融合こそが、ワセダの伝統であり、強さの根源。新歓試合には負けましたが、今年の1年もなかなか魅惑のメンバーです!


<2006年新人総代 試合でも溢れるセンスをみせつけた村田賢史>
「自分はワセダなんだという実感はなかったけれど、今日こうして自分たちを迎え入れてくれる式を経験して、一歩ずつワセダの一員になっているんだなと感じています。新人総代を務めることは昨日突然言われて、言う言葉を考えて臨むか、その場で感じたことを言葉にするか悩みましたけれど、上田さんに相談したら考えた方がいいと言われ、そうしました。本当に豊田さん(そういえば昨年の今頃は新人総代でした…)にも聞きたかったんですけど、セブンズの合宿でいなかったので…。上田さんの言葉は一応参考になりました(笑)。試合はやる前から、お前らならいけるんちゃうかと言われたりして、自分たちもその気になっていたんですけど、セットの強さだったり、ゲームメイクの部分でまだまだ高校生の感じが残っていて…、やっぱり大学生は強いです。最初のトライはまぐれです。常に前を見るようにはしてるんですけど、たまにああいうことが起きます(笑)。とにかくワセダでラグビーをすることが自分の憧れで、今日は緊張しまくりでした。自分は学年は被っていないんですけど、曽我部さんが憧れの人です。上井草で初めて会って…、遠い存在の人です(その曽我部は村田の早大合格を聞き、凹んだとか凹まなかったとか…)。ワセダでの4年間でどんなプレーヤーになりたいかは、まだ想像もできないですけど、高校時代は最後に勝てなくて、甘さが出てしまったと思うので、もう妥協はしません。4年、3年、2年とそれぞれに日本一を経験した人がいますけど、伏見工業が優勝した僕らの代には、その経験をした人がいません(ちなみに村田は2年時全国制覇を経験。啓光学園4連覇の立役者です)。みんなホンマの喜びを知らんと思うので、4年間みんなで力を合わせてがんばって、優勝したいです。あっ、どんな選手になりたいか思いつきました。五郎丸さんと曽我部さんと今村さんと菅野さんと谷口さんと矢富さんを足した選手です(それBKオールスターじゃんと周りに突っ込まれまくり…)。昨年のワセダは見まくってました(笑)。高校の先生に勉強になるから見ろと言われてましたし、何よりワセダ好きだったので(笑)。トヨタ戦はしびれました。1年生はみんな個性が強いです。本当に色々な奴がいて、みんな何かひとつの特徴というか、技を持っている感じです。あとは浪人した人がいたり、再挑戦の人がいたり、もう本当にすごいなって。そんな人と一緒にやることによって自分もワセダになるんだと思いますし、そういう人の方が僕たちよりワセダに対する思いが強いかもしれないので、自分たちもその気持ちに負けないように、もっともっとワセダらしくなっていきたいです。ワセダはもっと先輩たちの怖いところだと思ってましたけど、みんな優しくて楽しいです(笑)」

<超実戦派! この日もキレキレの動きで抜群の存在感を見せた早田健二>
「今日でワセダの一員になったことを実感しました。ワセダはずっと憧れの存在で、高校に入ったときから勉強をがんばって、絶対ワセダに行ってやろうと思ってました(大先輩・久木元孝成同様?かなり優秀です)。そのとおりがんばれたと思います(笑)。試合ではコンタクトやラインの動き、高校と大学の違いを感じました。晴紀さん、やばかったです…。あの下半身と足のかき、これが大学生なんだなって。新人練を見てくれた久木元さんは尊敬する先輩です。舞鶴が花園でベスト8に入った試合に感動して、工大にロスタイムに逆転負けしましたけど、そのときの姿を見て舞鶴に行こうと思いました(久木元は当時キャプテン。長い長いロスタイム…、かなり語り継がれる試合です)。今村さん、首藤さん、ワセダにはすごい選手がいっぱいいるので、そんな人たちに負けないように、自分も能力の高い選手になりたいです。筋トレはじめ、すべての面で努力します。1対1で抜く自信は高校時代から持っているので、それを大学でも高めて、早く上のチームでプレーしたいです。高校時代も練習量は多かったですけど、ワセダは効率がすごくいいと感じました。まだ基礎の練習しかしていないですけど、それをできる人こそが上のチームで試合に出ているので、自分も初心に戻って、パス、タックル、ひとつひとつのプレーを磨いていきたいです。1年生は本当に色々な奴がいて、みんなすごいです。2浪してワセダに入って、昨年入部できなくて、今年再挑戦してきた富田さんなんて、新人練中脱臼していたのに、それでも走り続けて最後まで残った。本当にすごい人です。自分もそんな人たちに負けないようにがんばろうと思います」