「みなさん、慶應に負けてしまったようですが…」。未だあの傷の癒えない?6月14日、先輩からのきっつーい一言に迎えられ、今季2度目となるサントリー練を敢行。あってはならぬ敗戦で目が覚めたのか、はたまた先輩たちの愛情に奮い立ったのか、「この練習から変わる」ことを誓い合った選手たちは見違えるようなパフォーマンスを見せ、それはそれは実り多き練習となりました。
突然の嵐に見舞われた前回とは違い、この日はコンタクトもアリアリ(当然スーツは着用していましたが)のザ・サンゴリアスフルコース。FW、BKに分かれてのユニットから始まり、立ってプレーすることを意識した3:2、3:3、最後は『清宮ルール』適用(中竹監督的には新たな気付きを得たこの練習が最高だったようです!)のアタック&ディフェンス…。いつもとは勝手が違う練習メニューに、選手たちの『対応力』、『真の力』が試されたという感じです。
「実り多き練習」―。冒頭にそう書きましたが、この日のワセダはとにかく超気合の、MAX集中。と、言うよりもそれ(だけ?)がすべて。「みんな熱くてよかったですよ。やっぱりワセダはハートがありますね」と『世界のアオキ』からもお褒めの?言葉を頂く気の入りようで、局面局面では互角以上に渡り合うことができました。特にAチームからもターンオーバーをゲット(1度ではなく何度も!)したスクラムは、この日一番の収穫と言っても言い過ぎではありません。前回訪問時に熱血指導をしてくださった『スクラム番長』・長谷川慎さん、中村直人コーチにも成長の跡をお見せすることができたと思います。やっぱりラグビー=スクラム、サントリー練=スクラムです! いつもいつも本当にありがとうございます! ちなみにこの日も、全体練習終了後に永遠とスクラム談義が交わされておりました…
「スクラムはもちろん、清宮さんの決めたルールでやったアタック&ディフェンスが特によかった。今日はワセダにとってすごくいい練習だった」。すっかり辺りも暗くなった練習後、中竹監督がその充実感を口にすれば、東条雄介と何やら話し込んだ(練習前にも色々と…)佐々木隆道も「今日のこの激しさを忘れなければ何の問題ない。関東戦はみんなで応援に行きます!」と後輩たちに熱いエール。サントリーに真っ向から挑んだこの日の感触を忘れずに…。 佐々木隆道所属・『清宮サントリー』でワセダ復活? いやいや、「大切なのは、これを継続していくこと」(中竹監督)。まだまだ序章…、関東までの2週間が本当の勝負です―
<愛情?溢れる指導でワセダに喝を入れたサントリー清宮監督>
「いやぁ、これで関東戦が盛り上がってきたじゃない。ワセダにとってこれ以上の刺激はないでしょ。ビデオも見たけど、よくぞ勝ってくれました慶應という感じじゃないかな。この時期でよかったとポジティブに考えてさ。この間来たときはコンタクトのところが見たかったと言ったけれど、今日は体を張るべき奴が責任のあるヒットをしていてよかった。いつもこれができればいいんだろうけど、この間はできなかったんだろうね。25日?、もちろん自分も見に行きますよ!」