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2024

『早慶戦』まであと3日! 今年もワセダは『WIN BY ALL』で! 

 「楽しみですね。早く試合がしたいです」(主将・東条雄介)―。緊張感高まる『早慶ウィーク』もいよいよ最終段階に突入。内ゲバ、降りしきる雨、飛び交う怒号…。週末の上井草は、決戦前特有の熱に包まれた。

 早慶前最後の休日となったこの日は、コーチ陣もズラリと揃いパーツ、パーツの戦術練習。まずはミーティングで戦い方を再度頭に叩き込み、その後降りしきる雨の中(今年一番の雨?)、試合で起こりうるシチュエーションを入念にチェックした。その中でも特に焦点があてられたのが、中竹監督が「今一度整備する」と宣言したディフェンス。1発で仕留めて、即アタック(結果ずーっとアタック)の『ディフェンディングラグビー』を大一番で体現できるか。80分間MAX集中、我慢、絶対にスキを見せない―。「イメージはだいぶ共有できるようになってきた」(主将・東条雄介)。仕上がりはひとまず上々と言ったところか。

 この日は豪雨ということもあり、ギャラリーは何とゼロ! 代表チームによくありがちな「完全非公開練習」状態で、『特別感』も一層アリアリ。何とも不思議、自分たちしかいない世界で、決戦へ向けラストスパート。「早慶戦はチームとしてのまとまりで勝つ」(中竹監督)。「ブレイクダウンで勝つ」(主将・東条雄介)。今年もワセダは『WIN BY  ALL!』。当然ながら、ファンの皆様の力も借りて…。11月23日早慶戦、『東条組』心はひとつ―


<ついに来た早慶戦、真っ向勝負を誓う中竹監督>
「あと4日、春夏の借りを返す、今はそういう心持ち。気持ちは挑戦者だね。全体の緊張感もかなり高まってきているし、みんな意識もプレーの精度も上がってきている。帝京戦後に話したディフェンスに関しても、全体の意識が上がって、かなり整備できてきた感じかな。あとはそれぞれの役割分担をしっかりとすることと、個のタックルを高めること。早慶戦はチームとしてのまとまりで勝つ。どっちがチームとして体を張るか、同じ方向を向けているか、そこの部分で勝つ。慶應はワセダにだけ勝てればいと思ってくるけれど、慶應がワセダに勝ちたいと思っている以上に、俺は慶應を倒してやるって思っているよ」

<チーム一丸 ブレイクダウンでの勝利を宣言する主将・東条雄介>
「今週はAチームも、それ以外のチームも、みんな慶應を意識してやってきた。もう残された時間は何日しかないけれど、慶應を倒すためにやるだけ。土曜日のゲバにしてもそうだし、みんな緊張感、気持ちが高まってきた。ワセダとしてやること、やらなくてはいけないことはもう分かっているから、あとはそれをやるだけ。試合のイメージもかなり共有できるようになってきた。ムラを失くすこと、ゴール前の集中力をもっと高めること、練習から絶対に取らせない意識を持つこと、そこの意識づけを自分がしっかりとしていきたい。早慶戦はブレイクダウンで勝ちます。ボールキャリアもスイープも前に出て勝つ。慶應の激しさに一発で倒れない。そうすればリズムも出るし、いいアタックができる。慶應は強いチーム。自分たちがどれだけできるのか楽しみです。当然プレッシャーもありますけど、万全の状態で早く試合がしたいです」

<こちらの方も準備万端? セカンドチームが速さ、激しさでCを制圧!>
 18日、土曜日は『早慶戦』のリザーブ、『Jr早明』メンバー入りを懸け、BCゲバを敢行。ファースト15も見守るなか、互いの意地とプライドが激しくぶつかり合った。試合は今季無敗のCチームが、優位に進める場面も見られたものの、3列の激しさと精度(笠原、松田、有田の3人は超充実の『スウィフト』!)、切り返しの速さ(バックスリーは秀逸の一言!)、SH伊勢昌幸人のタックル(流れを持ってきたのはこの人です!)で、Bチームが大人の対応。随所にその違いを見せ、終わってみれば64-26と大勝した。『虎』視眈々とAチーム入りを狙う選手たちの充実度は現在MAX! Jr選手権も、出撃の準備は万端?