早稲田大学ラグビー蹴球部WASEDA UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL WEBSITE

Beat Up

2024
  • SpoLive

サントリー練 ここにしかない刺激 不可能を可能にせよ!

 「胸を借りに来たんじゃないからな! 思いっきりやれ! この春やってきたこと出し切るぞ!」(主将・権丈太郎)―。ちょっぴりマンネリ気味のところへきて、この刺激、この胸の高鳴り。2007年5月24日、今季初となるサントリー練を敢行。ハートが命の『権丈組』は、その強い意志で臆することなく、堂々とガリバーたちと渡り合った。


 「今年はお互いに覇権奪回で!」という何ともありがたい慰め?(by上村先輩)からスタートした練習は、毎度のことながら、目からウロコ、心に沁みる言葉の連続。「間をもっと速くしろ!」。「お前ら、歩いてんじゃねぇ!」。ことにヘビーボール(イメージは大リーグボール養成ギブス???)を使ったパススキルトレーニングは学生たちに大好評で、中竹監督も購入を即決した。「あのう…。清宮さん、もしよろしければこのボール、ひとつ持って帰ってもよろしいでしょうか…」(山中亮平)。買うまで待てないほど気に入った? 何たる勇気…。 この1年、恐るべし…


 スクラムはまぁまぁグッドで、「どっちが社会人か分からねぇなぁ」のボヤキ?を頂戴。ラインアウトは要検討。BKはスキルは十分…。こんな流れできたところで、残りの1時間は待ってました・ガッチガチのフルコース。「Ball Carrier Negative Breakdown 」「3:2(AT focus)」「3:3(DF focus)」「AT&DF」…。いつもとは勝手が違う、けどサントリー練の醍醐味ここにアリ! 「何もさせてもらえなかった感じでしょうか…」。主将・権丈太郎はそう言って悔しさを露わにしたものの、この体に残った感触は何物にも変えがたかった。「この熱さ、この気持ち、これを上井草でも出していこうぜ!」(副将・五郎丸歩)―。


 最後に、気になる?サントリー・清宮監督のお言葉を。「ワセダ、いいじゃない。スクラムは重いし、ブレイクダウンも有田(幸)、権丈というクレイジーな奴(笑)がいて。頼もしいね。ただ、ペナルティが多いのと、ちょっとうるさすぎるかな。しゃべるのはいいんだけど、必要ないことまでしゃべってるから。そのあたりだね。この先もあと3~4回は来ることがあると思うよ。7月1日は見に行きますから。春さんにも見に来てよと言われたしね(笑)」


 今年のサントリーは不可能を可能にするらしい―。ワセダも負けちゃいられない!


 ちなみにこの日も、『プロフェッサー』中村直人様・長谷川慎様によるありがたい特別授業は延々と続いたのでありました…。サントリーのスクラム、超斬新で、刺激的…。