『権丈組』は、最後の最後まで気合いタイ?― 予餞会から一夜明けた3月5日、上井草にて4年生追い出し試合を開催。血と汗と涙が沁み込んだ我等が聖地は、多くの笑い声と少しばかりの狂気に包まれました。
まずメインイベントして行われた『権丈組』vs『豊田組』仮想A?チーム(出場可能メンバーのなかから豊田将万がチョイス)戦は、超ガチンコの真剣勝負。局面局面での激しさはもちろん、開始からおもしろいようにボールが動く戦いは、ファンタスティックの一言でした。観る者すべてを魅了。もう理屈ぬきにおもしろい! ひょっとして、今シーズンのベストバウト???
早々に五郎丸歩vs橋本樹、超ド級のぶつかり合いがどよめきを誘えば(結果は…)、裏に抜け掛けた中濱寛造から畠山健介が瞬ギリ(いつものアレです)して大喝采。その後も有田幸平のスーパージャッカルに、権丈太郎vs豊田将万の新旧主将対決…。若いBK陣が五郎丸に挑む姿も、何とも言えないものでした。
この一進一退、白熱の攻防にケリをつけたのは、『豊田組』がラストワンプレーで見せた果敢なアタック。自陣10m付近でペナルティを誘うと、迷わず速攻を仕掛け、最後はWTB早田健二が4年の夢を…。しかし、この一連のアタックは、少しのミスもない、正しい判断を重ねた見事なもの(改めてBK陣の才能にホレボレ)。去り行く4年生たちも、このトライには納得してくれたはずです。「いやぁ、ガチンコでしたね。お互い完全に本気。気付けば夢中になってましたよ(笑)」(主将・豊田将万)…。まさに『権丈組』らしさ満点のラストマッチ!
そんなガチンコ勝負が終った後は、vs3年、vs2年、vs1年と、徐々に純粋お別れ会モード。臼井陽亮が華麗にコンバージョンを沈めて客席にポーズを決めたり(同期からは「誰も見てねーぞ!」の野次…)、『ルワンダ』鈴木が得意のモノマネで爆笑を誘ったり(この日も完璧に武藤敬司になりきり。プロレスLOVEならぬ、ラグビーLOVE?)、それはそれは楽しい時間が過ぎていきました。
そして最後は、恒例の女子マネのみなさんによる独走?トライ。トリを務めた青木理美は、さすがは『世界の青木』の妹でした…。さらに…、権丈太郎はやっぱり漢のなかの漢です?!
この日ですべてを終えた『権丈組』のみなさん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。今日残してくれていったメッセージは、絶対に忘れません!
『権丈組』 0-5 『豊田組』
<15分1本勝負>
『権丈組』出場メンバー
1山下、2臼井、3畠山、4権丈、5鈴木、6有田、7小沼、8松田
9三井、10掛井、11高津、12成田、13森上、14三原、15五郎丸
『豊田組』出場メンバー
1瀧澤、2有田、3山下、4中田、5橋本、6上田、7小峰、8豊田
9櫻井、10山中、11田中、12宮澤、13田邊、14早田、15中濱