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2024
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対明大B(Jr選手権) 実に4年ぶり、久しぶりのこの感覚


 カベ越えた。スクラム止めた。久々勝った! ジュニア選手権ファーストフェーズ最終戦。帝京メンバー実に4人、傷心?の『豊田組』セカンドチームは、中竹体制以降Bチーム未勝利の地・八幡山で、実に4年ぶりの全勝通過を達成した。特別なことはせず、格段の盛り上がりもなく、実に静かに、実に普通に―
 グッドゲーム経験ゼロの鬼門、さらには1位通過を決めていることもあってか、この日はキックオフからいつになくマッタリした展開。ボールを動かせども動かせども、その範囲が狭く、ディフェンスに乱れなし(15m⇔15mイメージ)。ミス頻発、ハイパン不発、ゲームは切れ切れ。先週すべてを懸けた生命線・ブレイクダウンにもパンチを欠き、自ずとスコアは停滞した。んっ?いつもなら、この時点で嫌な予感…。
 しかし、そんな状況でも、慌てず、騒がず、大した変化なく、淡々と勝つことができたのは、これまでの八幡山と違ってスクラムが崩されなかったから。スクラムで煽られる → メイジ盛り上がる → 自陣に釘付け → ジリジリジリジリ追いつめられる → 思うツボ・ロースコア → 気づけば…。のお約束・負のスパイラルがこの日は皆無。2年前ズタボロにいかれた山岸が対等に渡り合い、脂の乗り切った山下が胸を張り、ムードメーカー塚原が8人をしっかりまとめる。「スクラムは五分五分です。もうすこしプレッシャーをかけたかったですけど、相手3番の城くんも強かったので…」(塚原)と言うように、反省も口をついたものの、八幡山で初めて?スクラムが乱れなかったのは、この上なく大きかった。
 そして、もうひとつ。強烈に試合の流れを変え、閉塞感を打ち破ったのが、沈黙の『エース』早田健二が見せた決定力&スーパーカウンター。17分、ワンステップで逆転となるトライを挙げると、12-6で迎えた35分には、何と最後尾からのカウンターでスルスル~と8人抜き(そのラックから最後は井上がトライ!)。後半33分には、またまたワンステップでディフェンス3人を抜き去り、勝利を決定的なものにした。いずれのランも、ゲームが停滞しかかった局面で飛び出した貴重なもの。先週の田邊秀樹に引き続き、やっぱり持ってる。『荒ぶる』戦士は頼りになるぜ。そして飛び出した脱優等生?宣言…。「今日はボールを持ったら自分が、自分がって思ってました。日々自分らしさを出していくことが一番。これからは迷いなく、直感でドンドンいきます!」
 FWの動き出しまだまだ、胸のすくようなアタック数えるほど、失トライ3(うちひとつはセットからのノータッチエース…)、全体的にインパクトいまいち、と決してスカッとする内容ではなかったものの、八幡山で久々にメイジを倒し、実に『諸岡組』以来となる全勝でのファーストフェーズ通過を「さりげなく」達成(ちなみにこの年Bの敗戦は春の東京ガス戦のみ。学生相手には1年間無敗!)。まぁ、結果を見れば悪くない。鬼門を乗り越え、本当に普通に、無難に勝ったという感じ。「シーズンも残り僅か、自分たちには守るものなんてないですし、もうやるだけです。自分どうこうより、チームのためにがんばります。セカンドフェーズで勝てなかったときのワセダは、Aも負けてますから。Aの『荒ぶる』はジュニア選手権に懸かっていると思ってます」(フッカー塚原一喜)…。どんな内容であれ、負けるのはもうコリゴリ。とにかく勝つ!それがワセダの生きる道―


<ラインアウトは少々反省もスクラムに強さを見せたフッカー塚原一喜>
「今日の試合は…、要所要所ではセットが安定していたので、最低限の仕事はできたかなという感じです。Aはこれから大事な試合ですし、Bも残り少ないので、+αできることを増やしていきたいと思います。ラインアウトは少し安定しなかったところもありますけど、帝京戦は乱れてまくって、今日も合ってないところがあるなか修正はできていたので…。ただ、相手に張られてしまったとき、競り勝てないのは自分たちの課題、弱いところだと感じました。スクラムに関しては五分五分です。もうすこしプレッシャーをかけたかったですけど、相手の3番の城くんも強かったので。そこはやり直し。フロント3人でしっかりやっていきます。今日はタックルしたあとのチャレンジを意識してましたけど、まだまだ倒れてしまっているなと。相手も寝ていて、ワセダとしてはそれはもうどうにもしようがないでしょ、という感じだったんですけど…。そこはレフリーの方が取らなかったので、ワセダはチャレンジできませんでした。もう少しタックルしたあと倒れないで、相手を前に運んでからみんなで越えていけば、ボールを取れるかなと試合中に考えたり。全体としては少し取られすぎた感もありましたけど、チーム全体としてはまとまってきているなと感じました。どんな展開になってもやられる気はしませんでしたし、細かいところを詰めていけばもっとよくなるだろうなと。このままセカンドフェーズも勝って優勝するだけです。セカンドフェーズで勝てなかったときのワセダは、Aも負けてますから。Aの『荒ぶる』はジュニア選手権に懸かっていると思ってがんばります。シーズンも残り僅か、守るものなんてないですし、もうやるだけです。自分どうこうより、チームのためにがんばります。スクラム次第。そこらの相手には負ける気はしないので、強い相手と組んでみたいです。帝京の天野豪紀とか…、あと慶應の柳澤とも組んだことがないので、強いと言われているチームのフッカーと是非組んでみたいと思っています」

<スーパーカウンターでチームに流れを持ってきたWTB早田健二>
「今日は久しぶりにスタメンで出ることができたので、試合前はすごく楽しみでした。ボールを持ったら自分が、自分がって。それがトライ、カウンターに繋がったと思います。ステップ、スピード、自分でも徐々に戻ってきている感覚です。チームとしては…、エリアをもっと取れるかなというところがあって、そこで停滞し、相手にいかれてしまったなと。その部分とブレイクダウンはあまりよくなかったです。引いてしまっているところが多かったので。ただ、そこを修正すればチームとしてもっともっと上のレベルにいけると思います。その点をしっかりすれば大丈夫です。BKの1:1に関しては、引かずに止めれている感じでしたけど、タックルした後のチャレンジで取れてなかったので、そこは反省です。もっと前に出るプレッシャーがあれば、ターンオーバーできたのかなと。これからシーズンも深まっていきますけど、日々自分らしさを出していくことが一番だと思ってます。なので、迷いなく、直感でドンドンいきます!」


<激熱タックル連発でチームに芯を通したフランカー中村拓樹>
「今日は明治相手ということでFW勝負になると思ってました。相手がピラー1,2,3のところを狙ってくる、そこをタテに来るのは分かっていたので、絶対に前には出させないと。自分が前に出て、体を当てることだけを考えてました。タックルできたのは…、まぁ相手も真っ直ぐ来るだけだったので。そこは譲れません。とにかく思い切り出て、体を当てるだけでした。タックルからのチャレンジに関しては、1枚目はしっかり前に出れて、ダブルでも前に運べていたんですけど、2枚目、3枚目がイマイチ相手をはがせていなかったなと。ターンオーバーまでもっていくという点では、精度が低かったです…。倒したらしっかりはがす。それができていれば、もっと楽な試合になったと思います。まだまだ精度が足りないです。ブレイクダウンについては、相手が思ったよりこなかったですけど、ワセダとしてはもっとリムーブを早くしないとダメです。そこで上回らないと、デカイ相手に1:1で勝つことはできませんから。集散を早くしてチャレンジ、それができたらもっといいチームになれると思います。自分のプレーに関しては…、1回ジュニアに落ちて、そのときは何をしていいのか分からないような状態だったんですけど、もう1回原点に戻ろうと、タックルだけを意識するようにしました。とにかく思い切り前に出て止める。そう思うようにしてから、だんだん自分を出せているのかなと。タックル1本に絞っていることで、今まで以上に狙えていると思います。フランカーは層が厚いですけど、赤黒を着て、最後にグラウンドに立っていないと意味がないと、昨年よく分かったので、今年こそは最後に立っていられるようがんばります。リザーブには入れているので、もうひとつ上にいけるパフォーマンスを。先日の帝京戦は、いつものAチームとまったく雰囲気が違うと感じました。元気がなかったというか。そういう状況で出て、自分は何も変えることができなかったので、一発のタックルで流れを変えられるようなプレーヤーになっていこうと思います」

※セカンドフェーズ準決勝の日程、会場等詳細につきましては決まり次第、お知らせ致します