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入部式 おめでとう1年生!その手で栄光を掴み取れ!

 ワセダラグビー100年への第一歩! 4月26日、快晴の聖地・上井草にて2009年度入部式を開催。北は北海道から南は鹿児島まで、志高き45名の新星たちが『早田組』に加わった。

 まず佐藤英善部長、矢部ROB倶楽部会長より、「夢の実現」「チャンピオンチームにふさわしいモラル」「伝統の継承」「文武両道」についての訓辞を頂戴すると、続いては4年目を迎える中竹監督がいつものように、新入生たちの心を揺さぶる挨拶。「ワセダには全員にチャンスがある。そのチャンスにためらわずチャレンジして欲しい。みんなは大学生ではあるけれど、ここでは1人の大人として扱います。自分で考え、自分で行動してください」―。これが90年ワセダが継承してきた伝統であり、中竹監督がもっとも大切にする指針。受け止める1年生の目は、どれも真っ直ぐキラキラと輝いていた。

 式のメインとも言える決意表明は、清清しさあり、気合いあり、ちょっぴり笑いありと、新人練からのカラーそのまんま。「ラグビー部に人生を捧げる」、「中竹監督に大学でも後輩と認められるようがんばります」、「この顔と名前をしっかりと覚えてください」…。最後にリアルリーダー・西橋勇人が堂々と総代(前日中竹監督が指名)を務めあげると、上井草の空気はグッと締まった。新人練から際立つリーダーリップはさすがの一言…。

 強烈な個性を迎え、これで史上初に挑む『早田組』の陣容は整った。週明けからは気持ちも新たに、『荒ぶる』へ向け全員で『Explosion』! いつ何時、いかなるときもチャレンジ! そこには必ず、明るい未来が待っている―

<歴史的一戦? 伝統は守られるも才能溢れるルーキーたちが2年に肉薄!>
 入部式に続いて行われた新歓試合は、上級生がワセダの厳しさを見せつけ圧倒!!!……というお約束にはならず、ルーキーチームが大奮闘。若さと勢い、そのポテンシャルをこれでもかと見せつけ、前半から完全にゲームを支配した。

 SO吉井耕平のビッグタックルで始まった試合は、接点での激しさ、華麗なるセットアタック、巧みなエリアマネジメント(BKの度重なる好判断で上級生を完全に凌駕!)と1年生の独壇場。攻め込んでのミスから先制トライこそ許したものの、その後は怒涛のアタックでスコアを重ね、上井草を震撼させた。

 その内容は、セットからの一撃必殺、カウンター → FWサイドのゴリ、キックチャージからの切り返し、自陣で我慢を重ねてペナルティ→ハリーでの80メートルリターンと、赤黒戦士が秩父宮・国立で見せてきたものと瓜二つ。「今年の1年すげぇな…」「自信を持って堂々と戦ってる…」。なかでも前半の最後に見せたディフェンスでの粘り、ペナルティをゲットしてからの状況判断、FWのラン&パススキル、すぐさま上がってきたWTBの決定力はお見事の一言。少しの迷いもない一連の美しい流れは、ワセダの輝く未来を予感させた。「3週間やってきた新人練習の成果は出せたと思います。陸上部のようにたくさん走らされて、すごくきつかったですけど、今日の試合に出すことができました」(ゲームキャプテン・西橋勇人)。

 もしかしたら史上初? もしこのまま終わったら…。そんな空気が流れた後半、さすがに2年生もこのまま引き下がるはずはなく、「意地と春シーズンこれまでの成果」(中竹監督)を見せきっちりお返し。U20代表合宿に参加の山下昂大、井口剛志のビッグ2、さらにはリーダー・堺裕介を前日になって欠くという苦境を何とか乗り越え(1年生は全員出場)、最後は4連続トライで、伝統は守り抜いた。

 今年のルーキーたちは、有名無名を問わず、全国津々浦々から、まさに「選りし精鋭」たちが大集結。

 まず北海道・東北から、札幌山の手高校出身のフランカー佐藤廉也。とにかく新人練で再三見せた突進力、アグレッシブさはピカイチ。高校時代はWTBで活躍するも、ワセダではフランカーに挑戦。昨今のワセダでは見られなかったガツガツ系のニュータイプ!

 関東は、何と言っても新人総代を務めた桐蔭学園出身・SH西橋勇人、お約束の國學院久我山勢(この日も見せた黒澤のディフェンス、山崎の強さは秀逸!)。そして、触れずにはいられないのが、新人練で羽生コーチも大興奮のフランカー岩丸和弘。長尾岳人に続く本郷高出身、チームの規範となりえる超仕事人(羽生コーチ曰く、「本当にすごい!」)。高校時代はSH、そして基幹理工学部在籍、あれっ…、まさに羽生憲久を思わせる逸材!

 東海地区は、もはやワセダに欠かすことのできない千種、明和勢をしっかりと配置。

 関西で外せないのは、花園で決勝戦を争った両雄、常翔啓光学園出身・CTB森田慶良と御所工出身・SO吉井耕平。現在戦線離脱中の森田はそのセンスを見せることができなかったものの、吉井は花園を席巻した巧みなゲームコントロール、体を張ったディフェンスでしっかりとチームを牽引。「あの決勝の話、やっぱりしますよ」(吉井)というふたりのコラボレーションは、今からワクワク感満点!

 中国地方は、こちらも花園で光るものを見せた尾道高出身・FB平繁秀治。お兄さんはU20はじめ、各世代の代表に必ず選出されてきたJリーガー・平繁龍一(サンフレッチェ広島)。本人もサッカーはお手のもの?

 そしてそして、最後を飾るのは人材の宝庫、ワセダ第二のホーム・福岡、九州。まずはフロント陣から、東福岡出身・上田竜太郎に大分舞鶴出身・伊藤平一郎。上田は高校2年で花園優勝、激しさ抜群、その昔は空手日本一(=世界??…)。伊藤はボールを持って突進する迫力、凄みがタッキーさながら(2代目ゴジラ?)、こちらはその昔砲丸投げでも大活躍。もうプロップ不足とは言わせない!?

 さらに新人練、この日の新歓試合でもっとも輝きを放ったのが、筑紫高出身・原田季郎、西南学院出身・中靍隆彰の両WTB。ふたりとも、とにかく「素敵」。アタック&ディフェンスで幾度となく繰り広げられた火花バチバチの対面対決は、さながら「世代No1・WTB決定戦」の様相を呈していた。目の前から消えるキレッキレのステップに、瞬時の加速で首藤甲子郎の再来かと部内で囁かれる原田(+キック、ディフェンス、ハートも抜群!まさに『信頼の筑紫ブランド』!)、総合力の高さで早田にソックリとの声が挙がる中靍。これでWTB争いが激しくなること間違いなし!

 まだまだいる、恐ろしきラグビー王国・福岡。小倉高出身・No8河原﨑務は、その柔らさとアタックセンスでコーチ陣注目の的…。

 他にも挙げていけばキリがない、付属・系属勢、全国各地のスーパー進学校、情熱の浪人生、海外逆輸入(東筑・中野、久我山・山崎はNZ、AUS帰り)とワセダらしく多士済々。

 この日何とか意地を見せた2年生にも、輝きを見せながら最後には上級生に屈した1年生にも、共通して言えることは、これから『Explosion』、カラを破らなくてはいけないということ。09・ワセダいよいよスタート。ここから原形を残さない劇的な進化を―

<リアルリーダー! 堂々と新人総代を務めあげたSH西橋勇人>

「こうして入部式を迎えることができましたけど、新人練習を始めた段階から既にワセダの一員だという気持ちでいたので、今日で特別どうこうという気持ちはありません。桐蔭学園時代もキャプテンをしていて、話す機会も多かったので、総代もそれほど緊張することなくできました。先輩に相談したら、自分のこと、チームのことを話せばいいとアドバイスをもらったので、そのとおりに。思っていたことはしっかり言うことができました。試合に関しては、やっぱり1年間やってきた先輩たちの方が体力が上で、コンタクトも高校との差を思い知ったという感じです。ただ、3週間やってきた新人練習の成果は出せたと思います。陸上部のようにたくさん走らされて、すごくきつかったですけど、今日の試合に出すことができました。この学年はみんな1人1人がいいものを持っていると思いますけど、まだまだ出し切っていないので、練習からしっかり自分を出して、コミュニケーションをしっかり取る。それができれば、いい学年になっていくと思います。個人の目標は、やっぱり早く赤黒を着て、先輩たちと一緒に試合をすること。そして、最終的には自分たちの学年で『荒ぶる』を取ることです。ワセダにはもう小さいときからずっとテレビで見て憧れていました。自分のスタイルはタックル、ディフェンスなので、その部分で勝負していきたいです」

<久々のこの衝撃! 新人練から輝きを放ち続けるWTB原田季郎>

「今日で正式にワセダの一員になれて、本当に嬉しいです。きつかった新人練習を乗り越えて今日を迎えることをできた嬉しさの半面、これからワセダラグビーの一員としてやっていくんだ、しっかりとしなければならないという決意があります。試合については、あれだけきついフィットネスをやってきたにも関わらず、最後のところで取られて負けてしまった。あの局面で粘れていれば、走れていれば勝てた。本気で勝ちにいったのですごく悔しいです。自分の2トライは…、たまたまです。僕ひとりでトライしたわけではありませんから。周りのみんなが体を張って、余らせてくれた結果です。決意表明でも言ったように、目標は首藤甲子郎さんのような選手になることです。体の大きさ選手にも負けないプレーをする。小さいからこそ普通の選手より努力する。大きな選手の2倍、3倍やっていきたいと思っています。自分がワセダを目指すようになったのには、やはり筑紫高の先輩方、特に権丈さんの影響が大きいです。自分がキャプテンをやっているときに、権丈さんが実習で来て下さって、ワセダの素晴らしさ、ラグビーの素晴らしさを教わりました。その影響が大きいです。同期の仲間は、スイッチの切り替えがまだまだなところもありますけど、チームとしてはよくまとまっていると思うので、これから楽しみです」

<小さな巨人! 常に体を張り続けられる男・SO吉井耕平>

「ワセダラグビーの一員になれたことをすごく嬉しく思います。新人練の3週間は走る量が相当多くきつかったですし、コンタクトのレベルが高くて、みんな強いなって。自分は体が小さいので。試合に関しては、1年生全体としてはいいプレーもあったと思いますけど、自分自身としてはもっとやれたところがあるので、そこは課題です。もっと思い切り、積極的にプレーしなくてはいけなかったです。プレーしているときは勝てると思ったんですけど…。やっぱり後半になると疲れて、ディフェンスが崩れたことで、負けてしまったんだと思います。ワセダには中学生の頃からテレビで見て憧れていました。トヨタ自動車に勝ったあの世代をテレビで見て。SHがすごくうまかったですし、SOには曽我部さん。自分も絶対ワセダに入りたいと憧れました。今こうしてワセダに入ったからには、1年1年しっかりとレベルアップして、赤黒を着続けられたらと思います。パスもしつつ、自分でも積極的に仕掛けられるSOに。ディフェンスは…、そんなには自信がありません(笑)。ワセダの練習は高校のときとは全然違うと感じています。個人スキルを上げる練習が多くて、ヒントをくれる。今までやったことのないようなことでも、無理でもやってみろという感じです。それでこうプレーすればうまくいくんだと感じることができる。同期はみんな仲もいいですし、面白い奴ばかりで、これから一緒に楽しくやっていけそうです」