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2024
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U20日本代表主将・山下昂大 ロシア遠征報告

  「IRB ジュニアワールドラグビートロフィー2010」・U20日本代表メンバー6名が、先週無事上井草に帰って参りました。決戦の地・ロシアでは何が起きていたのか、世界との戦いで得たものは…。チームへの合流を前に、主将を務めた山下昂大から皆様への遠征報告です。



ロシアから帰国して

 準優勝という結果に終わってしまい、至上命題であった「ジュニアワールドチャンピオンシップ」への昇格を果たせなかったことについては、今でも悔しい気持ちしか残っていません…。大会の舞台であるロシアは、日本より暖かく、きれいな人が多い(笑)という印象でしたが、ごはんが合わなかったり、お腹を壊す選手が出てしまったり、タイトな大会であったと思います。地元開催で恵まれていた昨年とは、まったく違う厳しい環境でした。


Pool B ロシア戦(31-17) ジンバブエ戦(20-20) カナダ戦(38-17)

 準備期間が短かったなか、日本の強みをしっかり出していくこと、相手どうこうより自分たちのスタイルを貫くことを意識して大会に臨みました。初戦の相手は地元のロシア。スクラムのミスから一発で取られ、チームが崩れそうになりましたが、その後はしっかりと前に出てディフェンスし、対応することができたと思います。ペナルティをもらったらショット。3点の積み重ねで勝ちました。

 続くジンバブエ戦は、完全に油断があったと思います…。前日に映像を見たときに、「これはいける」という雰囲気になり、みんなの心に隙ができてしまいました。キャプテンとしてチームを締められなかった責任を感じる試合です。

 決勝進出を賭けたカナダ戦は、大会委員の方に「1番いい試合だった」と言って頂けました。自分としても、いい試合だったと思います。カナダはFWで来るチームなので、それに対して受けないこと。実際、逆にモールで2本取ることができましたし、ショートサイドをしっかり止めて、イーブンボールでも相手を上回り、ジャパンが勝つべきところで勝った試合でした。

決勝・イタリア戦(7-36)
 

 僕自身としては、予選とは違ったチームになる、ああいう感じだと予測はしていたんですけど…。試合としては、最初の10分でいかれてしまいました。気合が空回りしてしまったというか、地に足がつかない間にポンポンと取られて。これはみんなも言っていたんですけど、この10分がものすごくしんどかった。まだ12点差しかなかったのに、イタリアは強い、強いと思ってしまって…。もちろん、相手の強さもありましたが、最初の10分間をしっかりと戦えていれば、もっと違うゲームになったと思います。


U20日本代表が世界と戦うために

 ジャパンオリジナルを作ろうと言ってチームを作ってきましたが、それを徹底しきれませんでした。本当に全員が徹底できたかというと、そうではなかったですし、今回の結果は相手うんぬんの前に自分たちだと思っています。キャプテンとして後悔しているところです。キーワードとして掲げられた4H、低く、早く、激しく、走り勝つは、日本人の強みだと思いますし、日本が上にいくためには、そこで負けていてはいけない。これからのチームにも、そこには拘っていって欲しいです。昨年、今年と2つの大会を経験して、強くそう思います。

世界との戦いで得たもの

 視野が広くなったというか、またラグビーを見る角度が広くなったと思います。具体的に何がと言われると、難しいんですけど…。キャプテンを経験したことで、改めてチームを1から作る難しさを感じましたし、勉強になりました。これからはワセダで暴れます。ここまでチームを離れさせてもらったので、その分しっかりと貢献できるように。まずポジション争いからです。

 最後に、大会の開催、今回の遠征に携わってくださったすべての方に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。