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2024
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対関東学院大B 忘れてはいけないこと


 「もう今日は言うことはありません。完敗です…」(ゲームキャプテン・宮澤正利)。最後の最後に、大きな落とし穴が待っていた。ワセダとして、極めて大切なことが頭から抜けていた。春最終戦に組まれている意味がここにある。過去、何度も痛い目に遭ってきたはずの釜利谷で、ワセダは力なく天を仰いだ。
 きちんとスイッチは入っていたのか、キックオフリターンでいきなりミッドフィールドをブチ抜かれると、4分モールからのFWゴリゴリ、13分カウンターパンチと、ともに相手のお家芸で立て続けに失点。どことなくゆる~い空気がチームを覆い、いかにもその充実が伝わってくる敵方との差は歴然だった。攻めれども攻めれども要所でミス、ときに豪快にブッ刺さられる。ディフェンスでもジリジリ下げられペナルティ。前半終了間際、後半頭にも実に淡泊にインゴールを明け渡し…。
  ディテールは抜きにして、この日の関東には目の前のブレイクダウンをぶっ壊すという気概が感じられた。チーム一丸、何としてもワセダに勝つという執念が感じられた。理由は簡単。なぜなら、これはワセダとカントーの戦いだから。赤黒を目指すはずの男たちは、完全にその図式から外れていた。「正直、戦う前から関東に負けていた。みんながみんな覚悟を持って戦えていたか…、分かりません」(宮澤)。「僕たちは関東のあの激しさを知っている代。体を張って、声を張って、対関東への意識を徹底させられなかったことで、こうなってしまったんだと思います…」(フランカー牛房佑輔)。
 降りしきる雨、そこに起きていた現象、試合展開…。上井草と釜利谷の違いはあれど、ちょうど1年前のあの出来事を思い出した。また同じ過ちを~と言われても、言い返すことはできない。そこにワセダとしてのプライドはあったのか。これがワセダのラグビーなのか。『有田組』の未来のために…。明日6月27日、赤黒が成すべきことはただひとつ―

<まさに完敗… 試合後ガックリと肩を落とすゲームキャプテン宮澤正利>
「もう今日は言うことはありません。完敗です…。ブレイクダウンで負けている気はしませんでしたが、試合を通してずっとディフェンスの圧力を感じました。関東のフェーズディフェンスはすごく強かったです。継続しているときはよかったんですけど、最後のところでミスをしてしまって…。毎回毎回同じこと言ってますよね…。スタッツを見れば分かると思いますけど、恐らくミスは関東の3倍。それでは勝てないです。試合の入りの部分は、ちょっと抜けていたというか、流れを掴めなかったのは確かだと思います。ただ、継続自体はうまくできていたので、ミスの部分。精度を上げなくてはいけないです。今日は正直、戦う前から関東に負けていました。みんながみんな覚悟を持って戦えていたか…、分かりません。関東の方が気迫がありました。ホント毎回毎回同じこと言っていて…。まだ今日の時点でよかったということは決してないです。今週辻さんに怒られていた点がそのまま出てしまったので、まず僕から変わらなくてはいけません」

<4年の問題… 対関東への意識を悔やむフランカー牛房佑輔>
「今日は自滅です。いい形で球を出して、いいアタックをしても、取りきるべきところでハンドリングエラーをはじめとするミス。練習そのままでした。ブレイクダウンについては、関東は寄りが早かったですし、個々が強くて、関東はやっぱり関東というか、強かったです。加えて、今日はこうなったら取られるという、そのままの形でやられてしまいました。ペナルティには注意していたんですけど、キックで前に出られてFW戦。自分たちでそういう形を作り出してしまいました。近場にしても、もっと低く、自分たちから刺さりにいかないといけません。今日は受けてしまったところが多々あったので、先日練習したNECのような低さ、刺さることを徹底していかないとダメだと思います。ここまで全部勝ってはきましたけど、練習から出ていたミスは修正できませんでしたし、そこは徹底できなかった4年の問題です。僕たちは関東のあの激しさを知っている代。体を張って、声を張って、対関東への意識を徹底させられなかったことで、こうなってしまったんだと思います…」