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2024

日本選手権へ向け再始動 ワセダとして 『有田組』として

 ワセダとして、何もしないままでは終われない。後世に伝えるものを残したい。1月20日、聖地・上井草でのウエート、再始動ミーティングに全部員が集結。一生忘れられない敗戦から中10日、虚脱感しかなかった日々から再び、『有田組』はその歩を進め始めた。
 ずっと追いかけ続け最後に目の前から消えた『荒ぶる』、決して揺らぐことのなかった信念、ワセダとしての…。今改めてスキッパーに問う、1月9日の80分、残された時間―
 


―再スタートとなった今日をどんな気持ちで迎えた?

 これまでしっかりとやってきたなかで、少し休むというか、リフレッシュする時間をもらえたので、ここでオンに切り替える。そういう日だと思って、迎えました。いよいよだなと

―気持ちの整理は

 まぁ、そうですね。一週間と少しあったので、何とか、はい…

―この10日間、どんな時間を

 実家にも帰らず、ずっとこちらにいて、ほとんどひとりで過ごしてましたね。いつものように学校に行ったりとか。基本的には、ひとりのときはボーっとしてました

―決勝のビデオは見た?

 まだ見てないです。見てもおもしろくないですし(笑)、見たところで結果も変わらないので

―あの80分を時間の経った今、改めて振り返ると

 ボールを持つ機会が少なかったですよね。それが帝京さんの作戦だったんでしょうけど。もっとボールをもちたかったですし…、ただ、何を言っても結果は変わらないですから

―試合にうまく入れなかったとか、そういった感覚はあった?

 いや、そういうのはなかったです。基本的にチャンスが少なかったと思います

―対帝京の生命線となってきたブレイクダウンに関して思うところは

 結構がんばっていたと思うんですけど、ターンオーバーもありましたし、うまくいかなかったですね…

―試合後、ディフェンスブレイクダウンでもっとファイトしたかったと誰しもが口にしてた

 ダメだと言われて、ファイトできないところもあったので。出し切れませんでした。どうしようと。思い通りにはいきませんでした

―ファイナルラグビーに晒されているときは何を思った?

 もう相手のミス待ちでした。それでワンチャンスを物にできるかなって

―もっとこうしていれば、こうできていれば~というのはある?

 ありません。例え次に対戦したとしても、やること、やるべきことは変わらないので

―セットだけが想定外?

 乱れたときのことも考えてはいたので、そんなことはないです。スクラムも最初はターンオーバーかというくらいいい形でしたし、よかったんですけど…。まぁ、でも帝京さんは強かったです

―垣永真之介をはじめ、若い一列は試合後たくさんの涙を流してた

 まだゆっくりはしゃべってないですけど、今年1年ものすごく頑張ってくれたと思います。垣永にしろ、1年生でずっと出ていたんですから

―『荒ぶる』を手に入れられなかったことを今どう捉えてる?

 やっぱりワセダとしてダメというか…。最終的にはそれを目指してやってきたので、肯定される結果ではないなと。でも、この1年ずっと取り組んできたことに対しては悔いはないですし、やりきった感もあります。言い方がすごく難しいんですけど…。ワセダとしては、決して認められる結果を残せませんでしたが、今年1年、決勝までの歩みはすごくよかったと思っています

―ノーサイドの瞬間、崩れ落ちるメンバーたちを一人ひとり起こして回っていた

 最後までしっかりしなければいけないと思ったんです。僕たちは赤黒を着て、グラウンドに立って、できなかった。でも、やりたくてもできなかったメンバーがあれだけいるなかで、負けて泣き崩れているのは僕は嫌でしたし、それは彼らに対してすごく申し訳ないことだって。なので、一人ひとり立たせました。ノーサイドもしっかりと迎えないといけないですから

―負けは消化できた?

 まぁ、消化というか…、でも悔しいですよ、やっぱり。結果だけがついてこなかったわけですから。今更言ってもしょうがないんですけど…。また今日から日本選手権に向けてのスタートなので、しっかりといい準備、戦える準備をしたいと思っています。でないと、ワセダではないですから

―残された時間について改めて思うところは

 後輩たちには本当に『荒ぶる』を獲って欲しいですし、このチームが続く限り、勝ちに拘ること。最後まで4年としての姿を示したいと思っています。今こそ自分がそういった方向にチームを持っていかなくてはいけない。自分がやらなくていけないと。そういった空気に持っていく。自分がグラウンドで伝えていきたいです

―赤黒を着て戦うのも最後になる

 勝つにしろ、負けるにしろ、これで最後になるのは本当に寂しいですし、赤黒を着る以上、最後の最後まで体を張るのが僕の仕事です。最後までしっかり4年の意地、キャプテンとしての意地を示せたらと思います

―最後に支えてくださった方に今伝えたい言葉を

 決勝もたくさんの声援を頂きましたし、負けたにも関わらず、夜の懇親会も多くの方に集まって頂き、心から感謝しています。皆さんにとって、本当に期待外れの結果だったと思いますが、僕たちは最後まで戦いますので、見届けて頂けたらと思います

<早大ラグビー蹴球部『主務部屋』にて 再始動日を迎えて>