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2024

ボランティア15が被災地で触れ、感じたこと

 4月の17日から19日にかけて宮城県石巻市で日本財団が主催する「大学生泥かきボランティア隊」(http://blog.canpan.info/gakuvo/archive/145 )に辻監督と14名の選手(山下昂大、堺裕介、土屋鷹一郎、齋藤健、近藤統靖、小林勇也、井上祥成、永山大志津金崇仁郎、古賀壮一郎、石倉裕之、廣野晃紀、近藤貴敬、黒木東星で参加してきました。
 17日の早朝に出発し石巻に向かう道中、道は被災地に近づくにつれ地震の影響で悪路になっていきました。最初は冷静に振舞っていた選手も石巻市に入ったあたりから目の当たりにする被災地の状況を前に不安の色を隠しきれていませんでした。


 「不安がなかったかといえば嘘になるけど、被災地がどんな状態なのかはテレビを通して観ていたので自分にやれることを精一杯やろうと思った。」と、
土屋鷹一郎

 今回私たちは普誓寺 というお寺で床下に溜まった泥(ヘドロ)かきを行いました。1メートルも高さのない床下に入り込み、悪臭を放つ泥をひたすらスコップでバケツに入れそれを運び出す作業。普段は体力に自信のある選手も作業2日目になると若干疲れている様子もありました。


 「今回は泥かき作業は2日間だけだったのでやり遂げることができたが、さらに4日、5日と行っていたら最後までやれていたかどうか・・・。」と、
近藤統靖
 2日間の作業でなんとか全ての泥を除去でき、最低限の仕事を終えることができました。「みなさんには本当に感謝しています。石巻は必ず復興するのでその際にはまたこちらにお越し下さい。」と元気におっしゃっていたお寺の住職さんの姿が印象的でした。
 最低雨露が凌げる程度の野外かもしれないと、当初泊まる場所について説明を受けていましたが、港から離れた大郷町というところの柔道場をお借りでき、非常に有り難い気持ちでした。私たちがボランティアを行っていると聞いた近くの住民や企業の方々が差し入れを持ってくださり、申し訳ないながらも現地の方々の温かい心に触れ感激しました。
 「現地の人達は本当に元気に溢れ優しかった。今回のボランティアはたったの2泊3日だったけど、必ずまた戻ってきたい。」と、齋藤健

 最終日の3日目は今回のボランティア隊が第1陣ということもあり、石巻周辺で一番被害のひどかったといわれる女川町を訪れました。テレビで観ていたとはいえ実際に見る町の様子は本当に絶句の一言でした。5階建てのビルの上に車が乗り上げ、港に近い建物で残っているのは数えるほどもありませんでした。案内役をしてくださった日本財団の方もひどすぎてボランティアが入ることもできない状況だ、とおっしゃっていました。

 「今回の3日間で選手たちは非常に大きな経験をしたと思う。また、今回の経験を元に現地でない東京でいかに多くの人に現状を伝え、現地にとって本当に必要となる活動をしていくことが我々の役目だ。」と、辻監督。
 「現地で自分たちがやるべき体を使った仕事を少しはできたのではないかと思う。一人の選手である前に一人の人間としてこのような活動に関われたことを非常に嬉しく思う。しかし同時に人力での作業の無力さも痛感した。この経験を活かしてこれから東京で必要な活動を行っていきたい。」と、山下主将。
 たったの3日間でしたが被災地を訪れ、現地を見て、現地の人達の声を聞き、実際に作業を行った私たちボランティア15。チームでまた現地に行くというのは難しいかもしれませんが、辻監督や山下主将の言葉通り、現地に行った我々だからこそ東京でできることがあります。
 これから、「大学ラグビー連合義援金募金プロジェクト」http://www.daigakurugbygienkin.jp/)、55日に「東日本大震災チャリティーマッチ(https://www.wasedarugby.com/topics_detail/id=2580を被災地に向けた活動を行う予定です

 

 早稲田大学ラグビー蹴球部としまして、復興のためにできることを全力で行っていきます。今後も、イベントやその他の活動にご協力をよろしくお願い致します。