第33回関東大学ジュニア選手権 対関東学院大B 10月1日 神奈川・関東学院大釜利谷グラウンド
「ジュニアチーム、3トライを守り切り関東学院大を下す」
関東大学ジュニア選手権第3戦、ワセダは関東学院大と対戦。6チーム中、上位4チームが進出できるセカンドフェーズに向けて絶対に負けられない一戦であった。ワセダは開始から相手インゴールを陥れ、早い時間に3トライを重ねたものの、その後は停滞。21-5で関東学院大に辛くも勝利した。
開始からワセダはテンポの良いパスを回し、敵陣に攻め込んでいく。積極的に攻撃を仕掛けワセダは5分、敵陣深くでペナルティを受ける。スクラムからフェーズを重ね、最後はSH平野航輝(スポ1=長崎南山)がグラウンディング。幸先の良いスタートを切る。12分にもテンポよく展開し、平野からSO小倉順平(スポ1=神奈川・桐蔭学園)へとつないで14-0とする。続く18分にはWTB山崎智朗(スポ3=東京・国学院久我山)がハーフウェイライン近くから独走し、ゴール中央にトライ。21-0と大きくリードする。このまま得点を重ねたいワセダであったが、36分には自陣深くから蹴り上げたハイパントキックをキャッチした相手BKにディフェンス陣の隙を突破され失点。そのまま21-5で前半を終える。
後半になると、スクラムでは2度ホイールに持ち込み、ラインアウトスチールをする場面が見られるなど、セットプレーでは相手を大きく上回った。しかし、ブレイクダウンを制圧することができず、さらには小さなミスが目立つようになる。敵陣まで攻め入るものの、ノックオンやペナルティを重ね、なかなか得点に結びつけることができない。一方の関東学院もミスからチャンスをものにできず、両チームとも追加点を奪えないまま21-5でノーサイドを迎えた。
立ち上がりの悪さやセットプレーでの安定など、春からのさまざまな課題を克服してきたジュニアチーム。そして今回は「チャンスで取りきること」(フッカー齋藤健=スポ4、神奈川・横須賀)という新たな課題を手にした。次戦・帝京大戦までの1カ月という時間で課題を消化し、帝京大に立ち向かっていってほしい。
(記事 早稲田スポーツ新聞会 千歩まゆあ)
◆コメント
ゲームキャプテン・フッカー齋藤健(スポ4=神奈川・横須賀)
――試合を振り返って、感想を教えてください
とりあえず勝てて良かったです。後半0-0でしたが、チームとしてやりたいことができなかったです。チャンスで取りきることとFWがしっかり順目に走って、ブレイクダウンを取るということができていれば、もっと良いゲームができたのではないかと思います。
――課題に挙がっていたモールディフェンスについて
今週1週間反省して、明治に取られたところをきちんと修正できたので良かったですね。
――試合後はどのようなことを話し合いましたか
後半のように、チャンスのときに取りきれないと、来月の帝京大にターゲットを置く上でやっぱり勝てないので、修正しようという話をしました。
――先週帝京大が71-0で関東学院大に勝利しましたが、どう思われますか
点差は関係ないと思います。
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