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2024
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対同志社 『ルーキー藤田の活躍もあり、同大に圧勝』

 
 初夏の日差しが照りつけるなか、京都で同大と対戦した。史上最年少で日本代表に選出された黄金ルーキーFB藤田慶和(スポ1=東福岡)が後半から出場し、規格外のプレーで堂々の赤黒デビューを飾る。チームも安定したスクラムと体を張ったタックルでワセダのラグビーを展開し、78-19で大勝した。


 前半は同大を圧倒する。まずは1分。ゴール前まで攻め込むと、プロップ垣永真之介(スポ3=東福岡)が強引に突破しインゴール中央へ。3分には、相手ボールスクラムでこぼれた球をSH西橋勇人(スポ4=神奈川・桐蔭学園)が拾い、60メートル独走トライ。その後も手を休めることなく攻め続け、前半で合計7トライ、計45点を奪った。今シーズン好調の要因ともなっているハイパントキックは、前半も効果的に機能し、多くの好機を生んだ。


 後半は打って変わって劣勢を強いられる。4分に敵陣10メートル付近の相手スクラムから圧力をかけて、ボールを奪い、モールを形成し、最後はWTB中鶴隆彰(スポ4=福岡・西南学院)が抜け出してトライ。しかしここから同大が反撃を始める。12分、自陣ゴール前のラックからディフェンスを破られ、この試合初めて失トライを喫す。これを皮切りに、ボールを持つ機会が減り同大ペースへ。ワセダは体力が落ちてきたところを突かれ、15分と20分にも立て続けに トライを許す。我慢のラグビーが続くが、この流れを変えたのが後半から出場し、赤黒デビューを果たした藤田だ。「楽しめた」と話す藤田はボールを持つと変幻自在のステップと、長い手足を活かしたハンドオフで、ロングゲインを見せ、チームに勢いをもたらす。27分にはハーフライン付近でボールを受けると、すぐにトップスピードに乗り、寄ってきた何人もの敵を翻弄し、気付けば50メートル独走トライ。その後、これに刺激を受けたかのようにWTB原田季郎(教 4=福岡・筑紫)も2トライを奪う。結果78-19で勝利を収めた。


 この試合も大勝し、春のシーズン4連勝で波に乗るワセダ。だが後半の3連続トライを奪われたシーンではその勢いもなく、自分たちのラグビーを見失っていたように見えた。原田も「走れていない部分が外から見ていてもありましたし、自分としてもディフェンスで走れていない部分があった」と振り返るように、フィットネスの部分で課題が残る。苦しい場面で崩れないためにもこの課題を克服し、ディフェンスを強みにゲームを組み立てるラグビーを目指す。
(早稲田スポーツ新聞会 坂田謙一)

コメント
<プロップ上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)>
――78-19で大勝を収めました。試合を振り返ってみて
前半はしっかり、ゲームコントロールできたんですけど、後半はぐだぐだになってしまって、3トライ立て続けに取られてしまいました。トライを取られたときに気持ちを切り替えることができなかったことが課題ですね。
――具体的に後半失速した要因は何だと思いますか
相手のNO・8に走られてしまいました。NO・8を止めることができたら、またゲームは変わったと思います。前に出始められて、ぐだぐだになってしまいました。
――その後、再び盛り返すことができた理由は何ですか
相手がミスで気持ちを切らしてくれたので、それがなかったら危なかったですね。
――春の試合も4試合を終えました。現段階で見えたチームの良かった点と課題を教えてください
FWはセットプレーが安定していますし、相手にプレッシャーをかけることができています。BKはちょっとわからないですけど、FWが順目に走れていないのと、FWフェイズで受けてしまっていることが課題です。
――A、Bチームともにスクラムが強化された印象があります
春は下半身を強化していて、しっかり低い姿勢でスクラムを組むことを意識しているので、成果が出ているのかなと。
――FB藤田選手(慶和、スポ1=東福岡)が赤黒デビューしました。印象を教えてください
トライも奪いましたし、あいつのプレーはやっぱすごいっすね(笑)。
――春の残りの試合はどのように戦っていきたいですか
FWはしっかりセットプレーでプレッシャーをかけること、BKは一時攻撃でゲインを切れるように意識してやっていきたいです。

<フランカー大峯功三(スポ2=福岡・東筑)>
――きょうの試合を振り返っていかがですか
前半はいいかたちで入って、しっかりワセダのテンポでラグビーができたのですが、後半は3トライを取られてしまったのが反省です。特に相手のNo.8に走 られてしまったところは試合後のチームで反省のときに出てきたし、今後は、大東大、流経大、高麗大、東海大と強いランナーがくると思うので、そのようなと ころをバックローが狙ってタックルで仕留めたりしたいです。
――1トライを挙げました
ゲインしたところを、いいかたちで西橋さん(勇人、スポ4=神奈川・桐蔭学園)にもらった感じです。
――サポートプレーについては
僕以外のバックローの反省もあると思うのですが、走っているんですけど、なかなか仕事をできていないというか。僕自身の反省ですけど、走っているけど、もっと仕事できたんじゃないかと思います。
――フランカーに転向して変わったことはありますか
バックローはバックローでNO・8と変わったわけではありませんが、動きとしては全然違うので、初めは慣れていませんでした。NO・8と違って、後ろに下 がったり、キックで下がったりという縦の動きがない分、しっかり横の動きでタックルにいって最前線でラグビーできるので、そこは選手にとってプラスだと 思っています。
――次の試合に向けて意識してきたいところは何ですか
2週間後になるので、1週間で体のケアも含めて、いいイメージをもてるというか、いい1週間にして、高麗大戦に向けて頑張っていきたいです。

<WTB中鶴隆彰(スポ4=福岡・西南学院)>
――78ー19というスコアでしたがいかがですか
前半はすごいよかったと思うんですけど、後半の3連続トライを取られたところはどこかで誰かがビッグタックルとかをして、流れを変えなければいけなかったと思います。
――今季のこれまでで最も暑い中での試合でしたが
そうですね、でも暑かったのは気にせずしっかり走れたのでよかったです。(フィットネスへの影響として)最後の方はきつかったんですけど、それは相手も同じことなので。ワセダのラグビーをできたんじゃないかなと思います。
――3トライした自分のプレーに関してはいかがですか
トライを取れたのは結果としてよかったんですけど、まだ(トライを)取れたなと思うシーンが覚えているだけでもいくつかあるので、もっと貪欲にトライを狙っていきたいです。
――FB藤田選手(慶和、スポ1=東福岡)と初めて一緒にプレーしてどうでしたか
オフェンス能力がすごく高くて、楽しみですね。
――寮では同部屋とお聞きしたのですが
同じ部屋で、日頃からコミュニケーションをしっかり取っています。春はなかなか(日本代表活動などの影響で)いないことも多いと思うんですけど、生活の内からコミュニケーションをちゃんと取っていきたいです。
――春はこれで前半戦が終了しました。ここまでを振り返っていかがですか
よかった点もたくさん出てると思いますし、悪かった点もいっぱい出てるのでしっかり修正して残り4試合を戦っていきたいです。
――後半戦に向けて
外国人選手などフィジカルの強い選手がいる相手が多いので、きょうもNO・8にやられましたし、ここまでの課題を修正するにはいい相手なので、目標を明確に持って戦っていきたいです。

<FB藤田慶和(スポ1=東福岡)>
――赤黒デビュー戦の感想を教えてください
ディフェンスの部分でチームに迷惑をかけてしまったところがあるので、これから修正していきたいと思います。
――地元でのプレーということで、だいぶ力は入ってましたか
いつも通りのプレーを心掛けていました。
――ワセダのジャージに袖を通した感想はいかがですか
重みを感じてます。
――両WTBとのコミュニケーションはとれましたか
外から声をかけてくれるので、すごくやりやすかったです。
――課題はありますか
3本とられたなかには、FBが止めれたのもあったんで、これからの課題としてやっていきたいです。
――試合は楽しめましたか
そうですね。楽しめました。でもチームのために体を張れてなかったので、これからはチームのために体を張れる選手 になっていきたいです。

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