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2024

特集・Glory Again【第2回】中野×中西×森田

早稲田スポーツ特集 Glory Again

【第2回】中野裕太×中西康×森田慶良
 

  連載第2回目は4年生の主力選手であるNO・8中野裕太(スポ4=福岡・東筑)、CTB中西康(教4=東京・国学院久我山)、CTB森田慶良(教4=大阪・常翔啓光学園)の3選手にお話を伺った。期待されるもケガで戦列を離れることが多く、これまでの3年間はなかなかAチームに定着することができなかった3人。自身初の早慶戦、早明戦、そして『荒ぶる』へ――。ラストイヤーに懸ける強い思いを語っていただいた。

――まず現在の4年生はどんな雰囲気ですか

中野:最上級生になって、みんなリーダーシップじゃないですけど、ちゃんとチームを引っ張って行かなきゃいけないっていうのは、思っていると思います。俺ら下級生のときはめちゃくちゃ言われていたけど、4年になってちょっと変わったよね。

中西:そうだね。みんなやらなきゃって思って頑張っていると思います。

――個性がすごく強い学年だと言われていますが

中西・中野・森田慶:(笑)。

中野:個性は強いですね。

――初めて会った時のお互いの印象を教えてください

中野:みっちー(森田慶)とはニュージーランドでしゃっべたから。

森田慶:僕と中野は、僕が高校生のときにニュージーランドで初めて会って、なんか…田舎者でした。

一同:(笑)。

森田慶:いもくさいやつでした。

中野:ニュージーランドの土の匂いだから(笑)。

中西:僕はみっちーは1回試合したことがあってすごいっていうのは知っていて、中野はでかくて怖かったです。

――いまは最初の印象とは変わっていますか

中西:いまは仲良しです。

――部内ではどんなキャラなんですか

中西:中野は筋肉キャラです…いや違うな。

中野:違うわ(笑)。

中西:中野はiPadとか使っているので、最先端を行っているインテリキャラです。

中野:使い道そんなにないから。

中西:じゃあ、お金持ちです。

一同:(笑)

中西:みっちーは王様。

森田慶:なんで?(笑)。

中野:ふざけてる(笑)。

中西:自分は熱いキャラってことにしておいてください。

――4年生から見た他の学年はどんな感じですか

中野:3年は仲良い。

中西:仲良いです。

森田慶:よくみんなで一緒にいますね。

中西:俺らとは付き合い方が違うよね。

森田慶:4年は休みの日とかは絶対、部員とはいないです。

中野:3年は誕生日とかみんなでプレゼントあげたりしてね。

――4年生はそういうことはしないのですか

中野:しない(笑)。「え?お前誕生日やったん?」くらいな感じです。

――2年生はどうですか

中西:2年はどうですかね。2年生も仲良いんじゃないですかね。

中野:1年はわかりません(笑)。

――1年生とはあまりコミュニケーションを機会がないですか

中西:寮生が少ないので。あんまり話す機会もないしね。

森田慶:練習も違うしね。

中西:まだあまり上のチームにいないので。

――オフの日はどのように過ごされているのですか

中野:それ聞いちゃいますか?聞いちゃったらオフじゃなくなっちゃう。

一同:(笑)。

中野:一つ言えることは、昼まで寝ています。それ以上はちょっと(笑)。

中西:プライベートは各々充実していると思います。

森田慶:月曜日はゼミが入ってますね。

中西:僕と森田は同じゼミで、練習に支障が出ないように月曜日のゼミに入っていて、そっちに出てますね。だから、オフは勉強ですね(笑)。

――中野選手はオフには何をなさっているんですか

中野:そうですね、僕も卒論をですね…。

一同:(笑)。

――次に早大に入学した経緯を教えてください

中野:僕は1年遊んでました(笑)。親に「留学したら」って言われて、「もし留学したいならこのタイミングしかないよ」と言われたので。1年遅れても自己推薦が使えるしということで、それで留学していました。

――英語が喋れるようにはなりましたか

中野:いや、喋れないです。

一同:(笑)。

――お2人はどういった経緯で

中西:とりあえずワセダは強くて、しかも面白いラグビーしてるなって思って。憧れて目指しました。

森田慶:僕もそんな感じです。

――森田選手は高校時代はCTB、大学入学後にSOにポジションが変わりましたね

森田慶:監督に言われてポジションを変えたんですけど、最初は確か2年生の春のシーズンで、AチームのSOの選手が代表に選ばれて、SOの層がかなり薄くなってしまったので、それで僕がやりました。

――それまでにSOのプレー経験はありましたか

森田慶:中学時代に少しありました。でも、それ以来でした。

――今季はまたCTBですが、またポジションを変えるという話を聞いたときはどう感じましたか

森田慶:4年の夏という時期にポジション変更っていうのは厳しいんじゃないかなと思ったんですけど、監督がそれを勧めてくるということはそっちの方がAチームに近いのかなと思って、僕が出れればどこでもいいですと言いました。

――SOというポジションを経験して、CTBに戻った時に活かされている部分はありますか

森田慶:CTBは結構自分で前へ突っ込んで行ったりするポジションなので、そのためにSOには注文をするというか、もっと自分が何をしたいのか言うようにはなったなと思います。

――これまでの4年間を振り返ってみて

森田慶:長かったですね。1年生のときはケガでほとんど何もできなくて。

――先日の日体大戦で初めて対抗戦に出場されましたが、緊張などはありましたか

森田慶:いや、別に緊張とかはなかったです。

――自分の持ち味はどういった部分だと思われますか

森田慶:アタックですね。SOとかやってたときに、だいぶ体を絞って走れるようにしていたので、その分いま当たりが弱くなってしまったっていうのが、いまは弱点ですけど。

――中野選手にお伺いしたいのですが、バックローは下級生が多いですが、中野選手がリーダーシップをとってらっしゃるんですか

中野:いえ、フランカーの金正奎(教3=大阪・常翔啓光学園)っていう最強な奴がいるので、そいつと僕の2人でうまくやっています。

――ケガなどで苦しんだ時間も多かったと思うのですが、この3年間を振り返るとどんな3年間でしたか

中野:僕はケガしかしていないですから。

中西:僕はとりあえず、レベルの高さに最初は驚いて、2年までは全然上のチームに絡めなかったので、なかなかラグビーが嫌いになったりもしたんですけど、3、4年はちょっと頑張ろうと思って。いま振り返ると、やっぱり長かったです(笑)。

――初めて赤黒を着たときの気持ちは

中野:興奮しました。ずっと憧れだったジャージーなので、それを着れるってことで。緊張はあまりしなかったんですけど、ちゃんとやらなきゃと思いましたね。

――ご自身のプレーの強みとは

中西:うーん、なんですかね…がむしゃらなところですかね。

中野:なんですかね、僕…。

中西:アタックでしょ。

中野:アタックです。(笑)

――ご自身のチームでの役割は

中西:一応CTBに4年が全然いないので、リーダー的な役割をしていたんですけど、ケガして森田に託しました(笑)。

中野:僕はNO・8なので、FWとBKのつなぎ役になれたらなあと思います。 

――ことしは特にポジション争いが激しいですね

中野:ポジション争いが激しい方がチームが強くなると思うので、その中でしっかりアピールして、上のチームで出ないといけないと思うので。ポジション争いがなかったらレベルアップはできないと思うし、とても良いことだと思います。

中西:CTBには布巻(峻介、スポ2=東福岡)っていうすごい選手がいるので、そこを目標にしてやって、他の選手もすごい伸びてきていると思うので、刺激を受けながらやっています。

森田慶:Aの試合に出ることに意味があると思っているので、Bで満足したりとか、Bで活躍したりとかっていうのは自分の中であんまりそれ自体が評価にはならないし、自分が最終的に優勝を目指す中で、どれだけAチームに出てどれだけ活躍できるかだけが僕は重要だと思っています。それくらいの気持ちで、残りのシーズン他のライバルに臨んでいきたいなと思います。

――Aチームで出場するために必要なことと、求められていることは何だと思いますか

中野:ボールをもっと前に運べるようになることだと思います。力強く。

中西:やっぱり4年生がいっぱい出ていた方がいいと思います。ミスが多かったときにバタバタしていたと思うので、そういったときに落ち着かせられるようにすることが必要だと思います。

森田慶:全ての試合で100%のパフォーマンスをすることだと思います。パフォーマンスに波があるとチームの信頼を得ることができないので。全ての試合で100%のパフォーマンスを出せることが大事だと思います。

――春から現在にかけて、チームやご自身の調子はいかがですか

中西:チームでいうと、後藤監督(禎和、平2社卒=東京・日比谷)になってから、春は全チーム全勝でいけたっていうので、毎週毎週レベルアップしてたなというのは感じていました。夏は、毎週毎週課題が出て、それをクリアできていたなと思います。

中野:全チーム全勝っていう形で終われたのはいいことだと思うんですけど、夏合宿で帝京大に大敗して、チームがこれじゃだめなんだって思えたので、帝京大戦がなかったら僕は逆にチームがあんまり強くなれなかったんじゃないかと思っています。夏合宿の大敗があってチームがまた一つになるじゃないですけど、また新たにちゃんとやっていこうと思えてると思います。まだ(関東大学)対抗戦も始まったばかりで、いいところも悪いところもあるので、これからしっかりとチームができていければいい結果がついてくるんじゃないかなと思います。

――悪いところとは

中野:やろうとしているラグビーができているときはいいんですけど、相手に前に出てこられて、自分たちがやろうとしていることができなかったりしたときに、その状況を打開できるようなプレーだったりができていないので。自分たちに悪い流れというか、自分たちがやろうとしているラグビーができていないときにしっかりと立て直せるチームになれればいいと思います。

森田慶:みんなが言ってくれました(笑)。

――今季のFWの強みは何ですか

中野:強み…スクラムですかね。スクラムとモールです。スクラムはプロップの上田竜太郎(主将、スポ3=東福岡)が引っ張ってくれて、あいつは押されることないんで。あと、モールはいままで得点源になっているので、強みだと思います。

中西:あと金正奎。

一同:(笑)。

中野:金正奎は必ず書いておいてください(笑)。

――ではBKの強みは

中西:両WTBが大学で一番強いと思うので、そこが強みだと思います。

――ラストシーズンに懸ける思いを教えてください

中野:自分たちの代で『荒ぶる』を取りたいっていうのは誰しも思っていることだと思うし、その年に『荒ぶる』を取れるか取れないかで極端な話、人生が全く違うと思うので、『荒ぶる』を取ることだけを考えてというのは、最上級生になったら誰もが思うことだと思います。まあ下級生の時に考えてないわけじゃないんですけど。けど特にどうしてもっていうのがあります。

中西:ラグビーを続けない僕にとってラグビー人生の集大成なので、とにかく後悔しないように一日一日やっていこうという気持ちは本当に強くなってきました。

森田慶:まあそういうこっちゃな。

一同:(笑)。

森田慶:『荒ぶる』とか赤黒とか出たと思うんですけど、負けたくなくて。試合に出たいし、優勝したい。それだけです。

中野:試合に出て『荒ぶる』取らないと意味ないからね。『荒ぶる』取るためには負けれないから。勝たないと。

――これまでの3年間、ケガなどでスタンドからの観戦も多かったと思うんですが、これからの早慶戦や早明戦への意気込みや思いを教えていただけますか

中西:早慶戦、早明戦は国民的行事ですし、NHKでも放送があるので、やっぱり出て、目立ちたいですね。国民的行事なので出たいです。

森田慶:同じです(笑)。

――スタンドから観戦されているときは、やはり少し複雑な気持ちだったりしますか

中西:複雑な心境で見てはいますけど、チームには勝ってほしいので、応援して見ています。

森田慶:その試合に出られなかったっていうのを考えるだけで、チームを応援しています。

中西:落ち込んでる暇もないので、切り替えています。

――4年生になって、ことしこそはという思いもあったと思うのですが

中野:ことしこそ、というかことししかないですよね。

――これまででで一番印象に残っている試合はどの試合ですか

中野:やっぱり、最後に負けた試合(昨季の大学選手権2回戦関東学院大戦)じゃないですか。いままで3年間『荒ぶる』取れていないので。負けるワセダも見たくないですし。

――昨年の負け方とかは衝撃的だったりしましたか

中西:ある意味衝撃的でしたね。

中野:きょねんはあそこで負けるとはね。

中西:そうなんですけど、やっぱりそういう負けを見て、一試合も楽な試合はないんだなと痛感しました。

――次はフッカーの特集では、伊藤平一郎選手(スポ4=大分舞鶴)、須藤拓輝選手(スポ3=東京・国学院久我山)にお話を伺います。この2人の印象は

中西:やっぱり走れますね、ほかの大学に比べて。太っていますけど、一生懸命走っていると思います。

中野:そうですね。

森田慶:特にないです。

中西:興味ないみたいですね。

一同:(笑)。

――ありがとうございました!! (早稲田スポーツ新聞会 石川瑠美、久保田啓介、八木和基)

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