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2024

対慶大 『雨の早慶戦に勝利 』

 89回目を迎えた伝統の早慶戦。先制した早大は一時逆転を許したが、SO小倉順平(スポ2=神奈川・桐蔭学園)のドロップゴールで追いつき10-10で前半を終えた。後半は相手に攻め込まれる苦しい時間帯も続いたが、3トライを追加して最後は31-10で試合終了。通算成績を63勝20敗6分けとし、関東大学対抗戦2位の可能性を残した。 

 
 統計上、1年間で最も雨の降る確率が低い11月23日に行われている早慶戦。しかし、ことしは「降るはずのない雨」(後藤禎和監督=平2社卒=東京・日比谷)が降り、スリッピーなコンディションで行われた。慶大のキックオフで始まった試合は9分、相手のノックオンで得たスクラムからフェーズを重ねると、最後は大外につないでWTB中鶴隆彰(スポ4=福岡・西南学院)がトライ。あっさりとワセダが先制に成功した。その後も主に敵陣でプレーしていたワセダだったが、23分、不用意なパスをインターセプトされ約70メートルを走り切られる。これで7-7の同点に追いつかれてリズムを崩すと、34分には反則からペナルティゴールを献上。逆転を許してしまう。しかし、ここでケガから復帰した小倉が意表を突くドロップゴール成功。10-10と同点でハーフタイムを迎えた。 
 後半開始早々、ワセダは先制トライと同様にスクラムから展開、中鶴がトライして再び勝ち越した。それでも波に乗り切れず、苦しい時間帯が続く。前半より強まった雨の影響でハンドリングミスが続くなど、紙一重で得点こそ許さないものの自陣にクギ付けとなった。この流れを変えたのは交代で入ったSO間島陸(商3=東京・早大学院)のキック。24分にピッチに入ると、飛距離のあるキックで徐々にエリアを支配していく。すると28分、ハーフウェーライン付近でワセダの好タックルに慌てた慶大のパスが乱れると、こぼれ球を拾った中鶴がこの日3本目のトライを独走でマークし、早慶戦2年連続のハットトリックを達成。これで勢いづいたワセダはモールトライを追加し、31-10と試合を決定づけた。その後はロスタイムに入っても意地のアタックを続ける慶大を退け、そのままノーサイド。2年連続の勝利を飾った。 

 
 収穫はここまで対抗戦の筑波大戦、帝京大戦で共に試合終盤でディフェンスが崩れて逆転負けを喫した中、きょうは最後まで粘り強くタックルを仕掛けて後半は無失点に抑えたこと。他にもプロップ上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)、CTB布巻峻介(スポ2=東福岡)と主力を故障で欠くも代役がきっちりと役割を果たしたことは好材料。次は公式戦100回目の対戦となる早明戦。互いのプライドを賭けた勝負はもちろん、方式が変わった全国大学選手権で有利な組み合わせに入るために絶対に負けられない。4季ぶりの『荒ぶる』へ、またワセダが進みだした。 
(早稲田スポーツ新聞会 浜雄介)

◆コメント

SH西橋勇人副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)
――前半はずっと自陣でのプレーが続いていましたが
キックを全然使えてなかったので。しっかりエリアにこだわって最初からやっていけばよかったかなと。そういう部分では後半修正できたと思うので良かったと思います。
――きょうはWTBでトライを取る形が出ました
良い形でトライを取れていたので、狙い通りというかやってきたことがしっかり出たと思います。
――きょうもゲームキャプテンとしての出場でしたが
立大戦もあったので、緊張とかいうのはなかったです。意識してやった点で言えばゲームが切れている間にみんなを集めて声をかけました。
――早明戦への意気込みをお願いします
明大も帝京大に負けて(単独)優勝がなくなったんですけど、1年の新人早明戦でも負けてるので最後は勝ちたいと思います。
 
プロップ大瀧祐司(文3=神奈川・横浜緑ヶ丘)
――上田竜太郎主将(スポ4=東福岡)に代わっての出場となりましたが
自分のポジションの役割をしっかり果たせるように、それだけを意識して臨みました。
――関東大学対抗戦初スタメンとなりましたが
緊張しすぎないで良い状態で臨めるように、いつもの試合のようにしてました。
――試合を振り返っていかがですか
スクラムで思ったようにうまくいかなくて、まだまだ練習が足りなかったと感じました。
――課題はありましたか
まだまだ目指すところは上だと思いますが、課題になっていた後半の終盤の集中力を切らすことなくできたのでよかったと思います。
――早明戦に向けて意気込みをお願いします
まだ自分も出るかわからないですが出るとしたら、厳しい試合になると思いますが良い準備をして試合に臨みたいです。
 
CTB水野健人(人3=大阪・東海大仰星)
――きょうの試合を振り返っていかがでしたか
雨というのもあったので、それほど大差がつくとは思ってなかったですね。伝統の一戦ということで相手も気合い入れてくるということも分かっていたので、最後我慢して勝てたので良かったです。
――久しぶりの赤黒を着てのプレーが早慶戦でしたが
伝統の一戦に出られるということで友達もみんなテレビ見るって言ってくれていたので、活躍しようと思って試合に臨んだんですけど、まずやっぱりチームとして勝てたので良かったです。
――前半はワセダにとって苦しい内容だったのでは
そうですね。雨だったのでロースコアになることは予想してたんですけど。でも、自分たちが気を抜いていたとかではなくて相手のプレーも良かったので前半は仕方ないかなって思います。
――後半には水野選手のタックルもよく入ってましたが
タックルが自分の持ち味だと思っているので、そこをもっと磨いていってレギュラー獲れるように頑張りたいです。
――早明戦に向けて意気込みをお願いします
国立ということで観客もすごいたくさん来ると思うんですけど、緊張せずに自分のプレーをできるように頑張ります。
 
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