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東日本大学セブンズ選手権『流通経大にリベンジならず』

2016年のリオデジャネイロ五輪から正式な競技として採用される7人制ラグビー(セブンズ)。花冷えの日が続く中、その第14回東日本大学選手権が行われた。ワセダは、慶大との予選を27-5のスコアで勝ち抜くと、続く拓殖大戦に24-5で勝利。準々決勝は、今月7日に行われたYC&AC JAPAN SEVENSで敗れた流通経大との対戦となったが、逆転負けを喫しリベンジはならなかった。

 前回の反省から、ディフェンス面を重視して臨んだ今大会。悪天候で足場が悪い中でも、相手に攻め手を与えない守備が攻撃にも良いテンポを加える。予選の慶大戦では、開始2分弱に荻野岳志(先理3=神奈川・柏陽)がトライを奪うと、ハーフウェイライン付近から相手を抜き去る走りで小倉順平(スポ3=東京・桐蔭学園)が得点を重ね、計4トライ。チャンピオンシップリーグ進出を決めた。拓殖大戦でも開始早々のトライで流れを引き寄せ、速いパス回しとランで終始相手ゴールを脅かす。6分に拓殖大に1トライを許すも危なげなく準々決勝へと駒を進めた。

 迎えた流通経大との一戦。外国人選手を多く抱えフィジカルも強い相手に対し、試合はこれまでの2戦とは異なる展開に。序盤にトライを奪われると、アタックもことごとく阻まれる。しかし前半終了間際、荻野が倒されながらもゴールライン左隅に片手でトライ。角度のないゴールも小倉がしっかりと沈め、前半を同点で折り返した。後半もターンオーバーからのビッグゲインでワセダのペースを形作る。2分過ぎには流通経大のミスでこぼれたボールに深津健吾(スポ3=東京・国学院久我山)が反応。インゴールまで走りきり、自身この日通算5個目となるトライでワセダに逆転をもたらした。だが、流通経大の反撃はここから。5分に追いつかれると、残り17秒のところではインターセプトからダメ押しの1トライ。終盤での逆転にワセダは為すすべなく、14-21でノーサイドを迎えた。

 流通経大にリベンジはならなかったものの、前回に比べ試合内容は格段に向上した。反省点として挙げられていたタックルでは、より多くの人数がボールに向かうことで1対1では難しいところをカバー。力に対し運動量で勝負を挑み、それがうまくはまる形となった。一方、反省点として選手たちはコミュニケーションの甘さを指摘した。また、今日行われた3試合ともに目立ったのは、終盤での失点。昨年度から課題となっていたラストでのペースダウンを、どう改善していくか。課題は次戦へと持ち越しとなった。来月頭にはいよいよ15人制のラグビーがはじまる。まずは初戦、中央大を圧倒し、新たなシーズンに弾みをつけたい。

(早稲田スポーツ新聞会 北田ゆず)

◆コメント
フランカー金正奎ゲームキャプテン(教4=大阪・常翔啓光学園)
――自身のプレーを総括していかがですか

タックルミスが多かったのが一番で、でも走れていたし、声も出ていたのでそういうところはよかったのかなと思います。
――YC&AC JAPAN SEVENSから意識したことはありますか
基本的にはディフェンス、声を出す、さぼらずに走る、ということを意識してやってきました。
――現段階で自身のフィジカル面での手応えはいかがですか
いやまだまだですね。流通経大の外国人留学生にも突破された部分もありますし、そういったところも詰めてやっていけたらなと思っています。
――前回敗れた流通経大に今回は善戦しましたね
まあ勝ててはいないので。結局は一緒ですね。
――翌週は関東学生選抜のメンバーに選出されたが、どういった心境で臨みますか
せっかくの機会なので、しっかり体を張って、ワセダの代表として頑張ってきたいと思います。

フランカー深津健吾(スポ3=東京・国学院久我山)
――今日の試合を振り返って
3回戦の予想できる相手が流通経大だったので、前回の雪辱を果たそうということでした。2試合目までは良い戦いができていたんですけど、やっぱり流通経大に勝てなくて、そこは自分たちに足りない部分があったと思うので、しっかり反省して次につなげたいと思います。
――前回のセブンズでの流通経大戦後に、タックルスキルなどのディフェンス面での甘さを課題として挙げられていましたが、その点は改善されていましたか
前回は1対1でタックルに入っていることが多かったんですけど、今回は相手1人に対して2、3人でタックルできるようになったので、そこは改善できたと思います。
――他に前回に比べて良くなった点はありますか
ディフェンスの時にコミュニケーションを取れるようになってきたことですかね。
――逆に新たな課題はありますか
詰め切れないところがあるというか、コミュニケーション一つで防げるところもあったと思うので、流通経大戦の最後のプレーなどが特にそうだと思うんですけど、そういうコミュニケーションがまだ甘いことです。
――深津選手は今日5トライというご活躍でしたが、ご自身のプレーについてはいかがですか
ボールを持ったら全速力で走るだけなので。そんなにトライしてましたか(笑)。良かったです。
――5月からはいよいよ15人制の対外試合が始まります。意気込みを聞かせてください
まずは対抗戦で帝京大に勝つことを目標にしているので、そこまで黒星をつけないように、勝ち癖をつけていけたらと思います。


SO小倉順平(スポ3=神奈川・桐蔭学園)
――久しぶりのセブンズでしたが

そんなにやることは変わらないです。皆で声を出すというのはすごく言っていたのでそれだけ意識しました。
――ゲームプランは
ディフェンスは面そろえて、アタックは自由に、です。
――遂行具合は
どうですかね。負けてしまったので何とも言えないです。
――流通経大には前回のリベンジという面もありました
勝とう、という雰囲気はありました。
――一時は逆転もしましたが
結果が、負けてしまったので。でも15人制に生かせればと思います。
――具体的に反省点は
声を1試合切らさない、ということと、強い相手に対しては1対1にするのではなく、2人3人行けるようにと思います。
――声を切らさない、という部分はあまりうまくいかなかったのでしょうか
初戦はあまり出てなかったのかなと思います。
――ご自身の調子は
悪くないです、普通ですね。
――来週には、学生選抜で対ニュージーランド戦が控えています
(相手は)大きいし強いと思いますが、何か得るものがあるように、精一杯やってきます。

WTB荻野岳志(先理3=神奈川・柏陽)
――今日の3試合を振り返って
YC&ACで負けた流経大に負けてしまったのは悔しいです。優勝するつもりでやっていたので。
――前回の流経大戦よりも今回の方が良いゲームに見えました
そうですね。集中が切れる人が誰もいなかったです。でも強い外国人の選手を止めきれなかったのは前回と同じですね。だから15人制の試合では、二人や三人でしっかり止めたいなと思います。
――今日のご自身の調子は
流経大戦で、トライを取らなければいけないところで取りきれなかったのが悔しいです。これからは取りきるところで取れるような選手になりたいと思います。
――流経大戦ではトライも決められましたが
でもその後に決めきれなかったので。まだ全然走れていないので、走れる体を作っていきたいと思います。
――個人としてどのあたりを強化していこうと思いますか
目標としては1対1で止められるようになりたいです。ディフェンスをしっかりやってチームに貢献したいなと。
――いよいよ15人制の試合が始まります。意気込みを教えてください
7人制に比べて一人一人の幅が狭くて。なのでアタックではもっと狭い場所で抜ききれるように。ディフェンスではしっかり狙っていいタックルができたらいいと思います。

FB廣野晃紀(社4=東京・早実)
――今日の試合を振り返って感想をお願いします

同じ相手に2度負けるのは悔しかったですが、先日よりステップアップしていたのでその点に関しては評価できると思います。
――今日はどんなテーマで臨みましたか
特にディフェンスを意識して、全試合完封することを目標に臨みました。
――そのテーマの達成度はいかがですか
1試合目と2試合目はディフェンスがうまくはまったんですが、流通経大戦では外国人相手に苦戦して上手くいきませんでした。
――大きな相手に対してどのように対応していくおつもりですか
1対1で止められるのが理想ですが、自分たちの強みである運動量を生かして数で勝負していきたいです。
――チームはいまどのような練習をしていますか
フィットネスとフィジカルを中心に行っています。チームとして完成度を上げていくのはこれからです。
――まもなく15人制のラグビーが始まりますが、抱負をお願いします
まずは自分自身がチームに残って試合に出場し、BKをまとめていきたいです。

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