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2024

【早スポ】vs慶應義塾大学B『意識の低さからまたしても敗北』

 先週の東海大B戦で悔しい敗北を喫した早大B。巻き返しを誓ったはずの慶大B戦だったが、その不調を断ち切ることはできなかった。序盤からブレイクダウンで劣勢に立ち、ターンオーバーされる場面が続く。後半もトライ目前でのミスからチャンスを取り逃がした。攻守ともに甘さが目立ち、関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)で勝利を収めた相手に17-26で敗れた。
 
 先制したのは早大Bだった。開始6分、相手が蹴り出したパントキックに、SH平野航輝(スポ3=長崎南山)がすばやく反応。サイドラインぎりぎりを40m走り抜いて5点を挙げる。しかしその後が続かなかった。慶大Bは早大Bのミスを利用し、右に左に揺さぶりをかけ数的有利な状況を作り出す。そのまま守備を抜きさり、二度のトライを簡単に決めた。早大Bも負けじと応戦するが、接点で受ける圧力から何度もボールを奪われる。BKもパスを上手くつなげずにノックオンをするなど、自身のミスで攻めきれないまま5-14で前半を折り返した。
 

 後半に入って早大Bは反撃を開始。まずはSH辰野新之介(文構4=神奈川・桐蔭学園)がラインアウトから敵のディフェンスをくぐり抜けて、インゴールに飛び込む。その後10分以上敵陣で近場を攻めつづけ、15分には中央から右大外にパスを振ってWTB山本龍平(商3=東京・都武蔵)がトライ。17-14に点数を押し上げ、リードを奪う。途中出場のWTB鈴木亮(教2=神奈川・桐蔭学園)のエリアマネジメントもさえわたり、このまま相手を突き放すかと思われた。だが重要な局面で早大Bの意識の低さが露呈。「1本のパスや1本のキャッチにこだわりを感じられず」(フランカー呉泰誠、スポ4=大阪朝鮮)、慶大Bに主導権を譲り逆転を許してしまう。39分にもダメ押しのトライを決められ、17-26で試合を終えた。
 
 「4試合連続で同じことを言っているのですが、何も変化はない」(呉)。ノーミス、ノーペナルティーを掲げつづけている早大B。またしてもその目標は達成できなかった。問題は明確だが、試合後の選手からは毎試合同じ反省がもれている。「チーム全体の目標は優勝することで、それには絶対に僕たちの力が必要」(呉)。だからこそ『荒ぶる』のため、確実に反省点を修正していくことが求められる。
 

(早稲田スポーツ新聞会 田中みずき)
 
◆コメント
フランカー呉泰誠ゲームキャプテン(スポ4=大阪朝鮮)
――連敗して迎えた本日の試合でしたが、どんなことをテーマに臨みましたか
ノーミスとノーペナルティーをテーマに臨みました。ところが、全くテーマ通りにならなかったです。あれだけミスしてペナルティーをしたらこのような展開になるのは当然です。4試合連続で同じことを言っているのですが、何も変化はなく1本のパスや1本のキャッチにこだわりを感じられないです。1つ1つのプレーの重みを理解していない。かなりひどい状況です。
 
――ミスやペナルティーが減らないのは、意識の問題なのでしょうか
自分を含めて4年生が引っ張りきれていなくて、深刻さが下級生に浸透できていないのが問題です。 それは僕たちのせいだと思います。ここからはカウントダウンで、1つ1つを大事にしていかなければならないのに、チームとして個人として理解しきれていないのがすごく問題です。
 
――攻守ともにゴール前のこだわりに大きな差があったように見えました
相手はゴール前できっちり取ってきて、自分たちはゴール前で簡単にボールを離してしまう。あそこの場面でも意志統一して少しでもゲインしていこうという気持ちがケイオーのほうがあったと思います。相手は下級生中心ながら、チーム一丸となっていたのに、自分たちは4年生が多いのにバラバラで…。自分の責任です。
 
――前半からターンオーバーが目立ちましたが、ブレイクダウンはいかがでしたか
アタックのときにボールキャリアーのプレイヤーがすぐに倒れてしまって、相手が有利になるような状況を作ってしまったのが問題ですし、2人目、3人目のサポートプレイヤーの到達が遅かったのが問題だと思います。
 
――FWの総括をお願いします
アタックがひどいと思います。人任せの部分があり、もっと自分からボールをもらいにいくなど積極性が必要です。
 
――赤黒を着るために残されたチャンスは少ないですが、赤黒を着るために必要なことは何ですか
今日のような試合をしていたら、絶対に赤黒を着ることはできません。次の試合はいままでのすべてを払しょくするようなプレーをし続けることが大事だと思います。
 
――ワセダというチームの底上げを考えると、Bチームの状況は他のカテゴリーにも影響を与えるのではないでしょうか
それは間違いないと思います。Bチームが本気でAチームを食うくらいの気持ちでいかないといけないですし、日々の練習を国立の雰囲気でできるかどうかは僕たちに懸っていると思います。僕たちBチームの目標はもちろん赤黒ですが、チーム全体の目標は優勝することで、それには絶対に僕たちの力が必要なので、最後まで諦めずに食らいついていくのが大事だと思います。
 
 
SH平野航輝(スポ3=長崎南山)
――試合を振り返っていかがですか
ミスで負けたのが1番大きいと思います。
 
――トライを決めたときを振り返ってください
たまたまなので特にないです。 
 

――ポジション争いが激しいですが、自身のアピールポイントを挙げてください
ポジション争いが激しいとはいえ、そこまでではないです。僕の持ち味としてはさばきやスピードが挙げられると思うので、そこだけではなく弱点として見られているディフェンスで後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)をぎゃふんと言わせたいです。
 
――今後の全国大学選手権に向けて意気込みをお願いします
今日の試合をやった感じだと何も言えないです。次のチャンスに賭けるしかないので次の試合でしっかりとやるべき事をやっていきたいと思います。
 
 
WTB山本龍平(商3=東京・都武蔵)
 ――試合を振り返っていかがでしたか
 前半に(相手に)いかれてしまったのが主な敗因だと思います。やられてしまった部分というのは、ディフェンスがかなり食い込まれてしまって、それが重なるにつれてセットが遅くなって前に出るディフェンスができなくなってしまった所です。BKもFWもセットの速さというのが今週ずっとテーマだったので、そこを突き詰められなかったのが今日の敗因です。
 
 ――アタックについてはいかがですか
 アタックはミスが多かったです。Bチームは1年間ノーミス、ノーペナルティーを目標にしているのに、チャンスどころでノックオンしてしまったり、攻め急いでミスが起こってしまったと思います。そこも反省点です。
 
 ――後半のスコアは12-12と、前半よりも改善しましたが、原因として思い当たるものはありますか
 後半でディフェンスのセットが改善されて、前に出るディフェンスができてターンオーバーの機会も増えました。前に出ると必然的にブレイクダウンの寄りが速くなって、その部分で相手にとられるということもなくなったので、そこが改善されたからかなと思います。
 
 ――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか
 久しぶりのBチームでの出場だったので、次につなげるチャンスとして絶対ものにしたいという気持ちで臨みました。出し切れたといえば出し切れましたが、まだまだ精度が低い部分、ディフェンス、またアタックでノックオンもしてしまいましたし、ペナルティーも多かったので、そういう部分を改善しないとAチームは難しいなと思っています。
 
 ――今後に向けての意気込みをお願いします
 シーズンもかなり終盤になってきて時間も無くなってきているので、1日1日を大切にしてアピールチャンスは少ないですけれども、次こそは絶対にAチームに上がれるように努力していきます。
 

FB廣野晃紀(社4=東京・早実)
 ――後半からの出場となりましたが、試合を振り返っていかがでしたか
 4年生もこれが最後という気持ちでやっていたので負けてしまって残念です。仕方ないといえば仕方ないのですが、正直なところ勝てる試合だったのかなと思います。
 
――敗因は何でしょうか
 ミスとペナルティーだと思います。僕も大事なところで1つペナルティーをしてしまったんですけど、それが原因で最後取られてしまったので。(ミスとペナルティーに関しては)いつも改善すると言ってきたのに直っていなくて申し訳ない思いですね。
 
 ――相手のプレーには勢いがありましたが、慶大Bの印象はいかがでしたか
 すごくタテにくるチームなので、そこをシャットアウトしていこうということで、ディフェンスはすごくよかったのでほとんどゲインはされていないと思うんですけど、ミスのところで陣地を取られたというのが大きいかなと思います。
 
 ――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか
 なんとかやっているんですけど、イマイチですね。でも自分らしくやっているつもりなので、今日はたまたまチャレンジしたことがうまくいかなかったかなという感じですね。
 
 ――どんなことを心掛けて試合に臨みましたか
 慶大Bだからといって気張らずにいつもどおりやっていこうとは話していました。Bチームの目標としてノーペナルティー、ノーミスというのがあったんですけど、今日はそこの部分で敗戦してしまったかなという感じですね。
 
 ――Aチーム復帰に向けてアピールしていきたい点を教えてください
 赤黒はもちろん着たいんですけど、あまりこだわりすぎずに自分らしくプレーしていければ良いかなと思います。ただ今日は迷惑をかけてしまったので、そこは改善していきたいなと思います。