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2024
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vs大東文化『春季大会初戦を勝利で飾る』

 

15人制ラグビー開幕2連勝した早大が、関東大学春季大会(春季大会)で大東大と対戦した。早大はSO小倉順平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)のDGで先制。その後は大東大の外国人選手に苦しめられ、前半終了まで互いに点を取り合う展開となる。しかし後半はそれまでと打って変わってトライを量産し、最終スコアは69-35。春季大会初戦を白星で飾った。
 
 小倉の意表を突くDGからわずか2分後、早大は相手の強力BKにディフェンスを突破され失点。ラインアウト、ブレイクダウンで圧力をかけられず、得点につながらない場面が続く。中盤、WTB荻野岳志(先理4=神奈川・柏陽)、続いてプロップ佐藤勇人(スポ4=秋田中央)が活躍を見せ15-7。逆転に成功する。だが「スピードのない外に流れる攻撃」(後藤禎和監督、平2社卒=東京・日比谷)がミスを生み、大東大にチャンスを与えてしまった。『数で勝つ』展開をつくり出せず、外国人選手の個人技などで2トライを奪われる。38分に佐藤勇が再び密集から抜け出して再逆転したが、スコアは22-21。これまでも意識してきた入りの部分に課題が残る前半となった。

 
 後半、早大はアタックを修正し、試合の主導権を握った。大東大の守備の穴を見逃さず、開始10分で3トライを奪う。攻撃が勢いづく中、プレーが光ったのは途中出場のSH岡田一平(スポ3=大阪・常翔学園)。交代直後、大東大ペナルティーからクイックスタートを選択し、インゴールに飛び込んで5点を追加。20分にも、ロック大峯功三主将(スポ4=福岡・東筑)が力強いアタックで前に進むと、形成されたラックから岡田がボールを持ち出してゴールラインを割った。終盤になってもそのまま早大の勢いは止まらない。パスを生かしたスピードのある攻撃で相手を切り崩してトライを重ね、69-35でノーサイドを迎えた。


 
 「まあまあです」(後藤監督)。後半で40点以上奪い大勝するも、指揮官の合格点には至らない。試合の序盤に波に乗れないと、その後有利な展開に持ち込むことが難しいためだ。今回の大東大戦が皮切りとなった春季大会。早大はAグループに所属し、今後は中大、慶大、流通経大と対戦する。そして6月末に控えているのは、長年ターゲットにしている帝京大との一戦。残り2カ月で、明らかになった課題をいかに修正できるか。日本一をつかむための、成長の春シーズンとしたい。
 
(早稲田スポーツ新聞会 田中みずき)
コメント
後藤禎和監督(平2社卒=東京・日比谷)
――試合を振り返っていかがでしたか
基本的には先週の同大戦と一緒で、この試合では外国人選手でしたが強くて大きくて速い相手に対して、相手が元気な前半の前半という厳しい時間でどれだけファイトできるかということが評価の対象でした。そこでやられてしまって、これが現時点でのメンバーの実力なのかなと思います。ここから残りの春、夏を経て強化していかないといけないですね。
――強い相手に対しては個々の問題というところでしょうか
それだけじゃないですね。数で勝つことを掲げている以上、一人で止め切れなかったら数で上まらなければいけないです。ディフェンスだったら人数が足らなくなる状況を減らしていかないといけないのですが、誰かの判断ミスなりでゲインされてしまうとセットが遅れてしまうシーンが前半で3つか4つほどありました。そこをこらえ切れずに失トライになってしまいました。
――前半はミスも目立ちましたね
どこのチームも前半は勢いがあって特に早大に対しては激しく前で止めてくると思います。そこで安易に外に振って浅くてスピードのない外に流れる攻撃をしてしまうとどうしてもあのような展開になります。やはりしんどい時間帯に相手の強いところに真っ向勝負してタテに突っ込んでいく。そこで数で勝ってイーブンボールも拾って次の展開につなげていくということをみんなが集中してできるようにならないと一皮むけないと思います。
――後半は点差がつきましたがいかがですか
このような展開になったのは想像でしか言えないけれども(相手との)体力差が出ただけととらえるべきだと思います。秋、冬になるとここはどのチームも仕上げてきますし、大事な試合のときに前半のような展開になってしまうと、負けられないというプレッシャーもかかってずるずると後半まで引きずってしまうので、大事なのは前半です。
――最終的に69点を奪った攻撃について評価を聞かせてください
まあまあです(笑)。結果的に10トライを奪えたということでそういうことにしておきましょう。
――来週も見るところは前半ということですね
そうですね。来週の高麗大も強いプレーヤーもいるのでそこを見ます。
 
フランカー布巻峻介副将(スポ4=東福岡)

――途中出場となりましたが、試合を振り返って感想をお願いします
出てから2回くらい抜かれてしまってチームに迷惑を掛けたシーンがあったので、悔しい思いでいっぱいです。
――良かった点はありましたか
ターンオーバーが2回あったのと、トライもラッキーとは言えど決められたので、ボールを取れたところは良かったかなと思います。
――前半は均衡した展開でしたが、ベンチから見ていてどのように感じましたか
自分の出番はいつかなというのと、出て流れを変えたいなという気持ちがありました。後半途中からは点差が開いて楽な状態で出させてもらったのでそういう面では楽でした。
――ハーフタイムにはどのような話し合いをしましたか
とにかく前に出ることと、強気なプレーをしようということですね。
――大東大と体を当ててみてどのような印象を受けましたか
外国人選手もいたので、全体的に体が大きくて、フィジカルの強い良いチームだなと感じました。
――途中出場の試合が続いていますが、どのような意図でしょうか
僕自身まだ万全の状態ではないので、ゆっくり上げていければなという感じですね。
――春季大会初戦を迎えましたが、チームの状態はいかがですか
ハードな練習をしていてキツいとは思うんですけど、勝ちで終われたということで初戦としては良い入り方ができたかなと思います。
――次戦に向けて改善していきたい点はありますか
相手どうこうではなく、とにかく自分たちのレベルを上げていくこと。個人個人のプレーに自信を持ってチャレンジしていきたいというのが一番ですね。
 
SO小倉順平副将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)

――試合を振り返っていかがでしょうか
立ち上がりの30分を意識していましたが、うまく機能できずグダグダな立ち上がりになってしまいました。
――ボールを落としてしまったりなど、連携がうまく取れない場面が見られましたが、原因はどこにあったと思いますか
アタックラインが浅く、相手に詰められてしまったためだと思います。
――前半、大東大が良いディフェンスを見せていましたがいかがですか
相手が良かったというより、僕たちがラインを浅くして、自分たちでひっかかりにいってしまったという感じでした。
――試合に臨む上で心掛けたことはありますか
外国人選手がいることは分かっていたので、ターンオーバーされないこと、ディフェンスで粘ってターンオーバーすることを課題にしていました。でも最終的にはターンオーバーされ、早大もターンオーバーできませんでした。
――その部分について、どう意識して改善していきたいですか
帝京大の選手は、みんな外国人選手のように体が強いので、個々が強くなるということとが必要ですし、まだチーム力がなく、チームとしてというより個々でプレーしているという印象も強いので、それをチームとしてプレーできるようにしたいです。
BKのプレーが後半改善したように見えましたが、要因は何だと思いますか
相手が疲れてしまっただけですね。
――チーム全体の評価できる点はありますか
最初にチームでやろうとしいてたことが中盤でできなくなって、また最後にできるようになったという部分が良かったかなと思います。
――ご自身の反省点、良かった点を教えてください
反省点は多いです。前半、どこのチームも均衡してそんな差が開かない中でFWをしっかりコントロールしきれなかったというのが反省点です。良かった所はないですね。
――来週の高麗大戦に向けて意気込みをお願いいたします
いつも通りできるように頑張ります。
 
ロック山口和慶(スポ2=福岡)

――試合を振り返っていかがでしたか
全然自分のプレーができなかったので、次の試合では自分のプレーができるようにしたいです。
――この試合で良かった点、悪かった点などの反省点はありますか
良かった点はあまりないですね。悪かった点はあまり走れなくて全然ボールをもらったりできなくて自分のプレーをできなかった点です。
――試合運びについてはどうでしたか
最初の方はセットが全然できなくてだめな部分もあったのですが、後半の方はしっかりセットも深くできていてうまく運べたと思います。
――今季赤黒を着ては2回目の試合ですが、前回から改善できた点はありますか
まだそれほどないですね。
――ハーフタイムにどのような指示が出ましたか
前半はセットが浅くて全然セットできていなかったので、後半は深くセットして走り込んでいくようにという指示がありました。
――今季の目標を教えてください
チームに溶け込んで自分のプレーをもっと伸び伸びとできるようにすることです。
――次の高麗大戦に向けての意気込みを教えてください
もっと自分でボールをもらいにいって、得点に絡めるように頑張りたいです。
 
フランカー池本翔一(スポ3=愛知・千種)

――この試合を振り返って、いかがでしたか
相手は外国人がいるチームなので、チームとしてもそこでどれだけやっていけるかというところでした。タックルがしっかり入るところもあったのですが、やはり負けてしまうところもあったので、そういうところで全部勝てるようにしたいです。帝京大にも外国人はいて、通用できるようにしなければいけないので、一回一回のタックルをもっと精度高くしていきたいと思います。
――前半は決め切れない場面が続きましたが、なぜだと思いますか
やりたい攻撃の形などが練習ではできていても、立ち位置が少し浅くなったりなどしてできなかったのが主な原因だと思います。
――後半に向けてハーフタイムでは監督などから何か話されましたか
やはりアタックの形であったり、また、挑戦していこうというテーマがあってそれについて喝を入れられたので、それをもう一度意識して挑みました。
――チームとして良かったところはどこですか
後半修正できたところは良かったと思います。しかしやはり前半からそういうふうにやっていかなければいけないので、次の試合では前半から後半のようなアタックができるようにしていきたいと思います。
――次戦に向けて、修正したい点なども含めて意気込みをお願いします
この前の試合でも思ったのですが、ディフェンスでダブルタックルに自分がしっかり入っていけていなくて、この試合でもダブルタックルにいく意識が低いというか遅かったりしたせいでディフェンスに参加することができない場面があったので、練習からもっとダブルタックルの意識をつけていきたいと思います。
 
NO・8佐藤穣司(スポ3=山梨・日川)

――試合を振り返っていかがでしたか
個人的なところではキャリーのところでボールを失う部分とかタックルミスがあったのが反省点です。チームとしてはやろうとしていることがうまくかみ合わなくて後半によく修正できたのかなという感じです。
――そのやろうとしていたことというのはどのようなことですか
FWとBKの間の部分です。BKからワンパスでFWのタテとかそういうところのアタックのラインの深さが前半浅くなったり、個々が一人で走って行ってしまったりとかで(やりたかった)ユニットランができていなかったと思います。
――佐藤穣選手ご自身は2トライを挙げられましたが好プレーもあったのではないでしょうか
後半はユニットランの深さが修正できたことによって抜ける部分が多くなったと思います。――ラインアウトはいかがでしたか
スローもよかったのでこのまま継続して基本の部分を固めていきたいと思います。
――キックオフキャッチを何度か見事に決められたと思うのですが得意とすることでしょうか
昨年は自分が競りに行くことがあまりなかったのですがこの試合はいけそうな気がしたので自分から順平さんに要求しました。
――上級生が抜けて昨年FWのレギュラーだったのは布巻峻介選手(スポ4=東福岡)と佐藤穣選手だけですが、どのように感じていますか
昨年は絶対的なリーダーの正奎さん(金前副将、平26教卒=現NTTコミュニケーションズ)と垣永さん(真之介前主将、平26スポ卒=現サントリー)がすごく引っ張ってくれましたが、今季は少しでも自分が、昨年、おととしと出ていたのでそこの部分を補えるように、つらい時でも声を出していったりだとかそういうところをもっとやっていきたいと思います。
――課題は見つかりましたか
強い相手に対してまだ上体が高く、片手でアタックしたりしているので、そこをもっと両手で深く、懐をしまってちゃんとボールを出さないと早大のアタックにもつながらないので、まずそこのキャリーだったり、ディフェンスの1対1の部分だったりを強化していきたいです。
――今後の意気込みをお願いします
春はチャレンジすることが大事だと思うので、自分の引き出しを増やせるようにいろいろなことにチャレンジしていくなど積極的に取り組んでいきたいと思います。
 
WTB深津健吾(スポ4=東京・国学院久我山)
――試合を振り返ってみていかがでしたか
練習で前に出るディフェンスを完成させようという話をしていたのですけど、まだディフェンスで前に出られていることも少ないですし、ディフェンスからターンオーバーすることも少ないので、そこをこの先を見据えて長い目で考えていかなければならないと思いました。
――個人的にあった良い点、悪い点を教えてください
個人的にはボールタッチの回数が少なかったので自分からボールをもらいにいけるようなフィールディングをするのと、ディフェンスは一本外国人にタックルが入ったくらいしかしていないので、ビデオを見て修正します。
――前半接戦になった理由としては何が挙げられますか
前半は向こうもタイトに攻めてくるというのは想定内だったので、前半30分をしっかり我慢しようと監督も言っていました。前半耐えて後半勝負というチームとしての共通認識があったのですが前半取られずに済んだようなところが多かったのでそこは全体として反省しないといけないと思います。
――今季の目標を教えてください
個人的には昨年より一つでも多くトライをとることです。チームとしては(全国)大学選手権優勝と帝京大に勝つということを目標としているので、そのためにディフェンスも変えてやっています。
――次に向けての意気込みを聞かせてください
この試合ではボールタッチが少なかったのでそこの回数を増やしていけるように自分でもっと仕掛けたいと思います。
 
WTB荻野岳志(先理4=神奈川・柏陽)

――どういうイメージで試合に臨まれましたか
相手の外国人選手に対して受けないで前で止めようというのをチームとして決めていました。
――大東大と戦ってみていかがでしたか
個々で強い選手がいて、特にFBの選手に走られてしまったのかなと思います。
――守備を振り返ってみていかがでしたか
ディフェンスの部分で、ダブルタックルで入らないといけないところであまりうまくいかないで、外国人の選手に走られてしまったのが反省しています。
――前半は突破に苦しんでいたように思いますが、相手選手の体が強かったのでしょか
個々が強かったので、ちょっとゲインしたところでもすぐターンオーバーされてしまったり、キャリアーの部分でもあまり良くなかったかなと思います。
――ハーフタイム中はどのようなお話がありましたか
攻める方向がうまく統一されていなかったので、切り替えて順目順目にいつも通りやろうという話がありました。
――試合を通して2トライ挙げられましたが、それについてはどのように思われますか
トライの数にはこだわってやっていきたいと思います。
――チームとして反則がやや多いように感じましたがその点について聞かせてください
個々の部分で負ける部分があるから反則も出てきてしまうので、1対1が良くなかったのかなと思います。
――高麗大戦へ向けての修正点を教えてください
ゲインした後のボールキャリーの部分で、相手を抜きにいって良いボールをリサイクルしていけるようにしたいと思います。
 
SH岡田一平(スポ3=大阪・常翔学園)

――試合を振り返っていかがですか
後半から自分が出てやりたいことと言ったら、相手の速い外国人選手に対して自分が高く止めようと思ったことですね。何個か抜かれてる場面もあったので、それが自分の反省点だと思います。
――前半の試合見ていて思ったことはありますか
自分たちのアタックがかなりワンテンポだったので、自分が入ったときにちょっと前半とは違うアタックをしてみようかなと意識してました。
――U-20日本代表で海外に行ったときに得たことを教えてください
試合に出る機会は少なかったんですが、優勝できたチームにいれたっていうことがかなり自分の経験になったと思うので、それをチームに持ち帰って優勝するチームの雰囲気だったり環境をどんどんつくっていきたいと思います。
――今季の目標を教えてください
ターゲットはやっぱり毎年同様で帝京大です。この試合では21番だったんですけどしっかり9番で試合に出ることがまず第一の目標です。
――最後に次の高麗大との試合に向けての意気込みをお願いします
対外国人ということでやっぱり高麗大も体が大きくて強いチームなので、しっかり自分のフィジカルを生かして絶対負けないように頑張ります。