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2023

【新入生紹介/第8回】亀山昇太郎(スポ1=茨城・茗溪学園) by早稲田スポーツ新聞会

――ラグビーを始めたきっかけ
父親が大学でラグビーをやっていて、その影響で4歳からラグビーをやっていました。

――4歳からだとどんな練習をするんですか
お団子ラグビーとか、一つのボールにみんなが群がるようなラグビーから、組織的なプレーに広がっていくという感じですね。

――小学校、中学校ではどのように関わっていましたか
小学校の時はラグビースクールに通っていました。中学では茗溪学園中学のラグビー部に所属して、高校でもやっていました。

――では大学でもラグビーをやるというのは自然な流れだったのですか
高校で燃え尽きるだろうと思っていたんですが、花園の初戦で負けてしまって。それと、U17日本代表に選んでいただいたんですが、そこでもう少し上を目指してみようという気持ちが芽生えました。同世代のいろんな人がいて、もっと強くなって上を目指したいなと思い、高校で終わってしまって後悔するよりは大学でも続けたいなと思いました。

――早稲田に行きたいという気持ちはあったのですか
小さい頃からテレビで見ていたので、やっぱり憧れ、かっこいいなという気持ちがありました。チャンスがもらえたので、それを利用しました。

――そうしたラグビー人生で、一番印象に残っている試合はどのようなものでしたか
高1の花園で負けた試合です。ベスト8が懸かっている試合でした。周りは3年生という中で1年生の自分が出させていただいたんですが、自分が体力面やフィジカル面で負けていて悔しい思いをしました。今までずっと一緒にやってきた先輩が急にその試合でいなくなってしまうという感覚が、今までなかったので、その時の試合が印象深いです。

――3年生の最後などではなく、1年生の時の試合なのですね
3年の時はさくっと、あっさり負けてしまったので(笑)。高1の時は、トライ数も一緒で、キックの本数差で負けてしまったので。勝てた相手に勝てなかった悔しさがありました。

――ご自身のラグビー人生のターニングポイントを挙げるとしたらどんな点でしょうか
U17(日本代表)に選ばれたというのは、一番ゴロっと人生が変わった出来事だと思います。自分にとってラグビーは何なのかということを改めて考え直すきっかけになりました。今までラグビーは好きでやっていたものでしたが、自分の居場所がラグビーなのかなと考えるようになりました。

――それは同年代と関わる中でですか
それもあるし、代表に選ばれたという事実ですかね。それによっていろんな人から、すごいねとか、頑張れとか、中にはなんでお前が選ばれんだよとか(笑)。冗談なのか、言われることもあったので。自分にはラグビーしかないと思えるような出来事でした。

――その思いは今でも続いていますか
自分らしさ、ラグビーやってないと自分じゃないみたいなのはあります(笑)。ラグビーやらないと寂しかったり、オフで練習が1週間くらいない時も、やることがなさすぎて死にかけるくらいで。やっぱりラグビー楽しい、やりたいという気持ちはあります。

――1週間でも感じるんですね
はい(笑)。授業とかもあるんですが、体を動かすといってもそこまで思い切り動かせるわけではないし、どうしてもラグビーないと気持ち悪いなみたいな感覚になります(笑)。

――ラグビーは練習がきつそうなイメージがあるのですが、練習は楽しいと感じますか
楽しくはないんですが(笑)。きついし、痛いし。でもやっぱりそれを乗り越えたら絶対自分の何かにつながると思うし、やっていることは無駄じゃないと思うので、そこはコーチ陣を信じて続けています。

――そんな亀山選手にとって、ラグビーとはどんな存在ですか
居場所ですかね。4歳からずっと続けてきて、ラグビーをやっていたことによって今の自分ができていると思うので、自分の全てまではいかなくとも大事なものです。

――その4歳からやってきたラグビーの魅力はどんな点にありますか
他のスポーツよりも体をぶつけるし、めちゃくちゃ走れないといけないし、なおかつボールも扱う必要があって、全てを要求されるスポーツだと思います。
あと、試合になると相手ともぶつかり合うけど、試合が終わるとコロっと仲良くなったり、同じポジションのやつらで「ナイスプレー」と言ったり。そういうノーサイドの瞬間は勝っていても負けていても好きです。
体格で負けていても、スキルや粘り強さで勝てるという点もありますね。自分の高校は他の高校より体格が劣っていて、それを補うためにすごく走り込んだりして、粘って、というラグビーだったので、それが通用するとおもしろいです。体格差で勝敗が決まることも少なくはないですが、誰かがずば抜けて強いだけでも勝てない、全てのことが求められる。だからそれをやりこなせる選手というのはいい選手だと思います。

――自分の強みとはどんなところにあると思いますか
これまではスクラムが得意と言っていました。でも大学に来てからレベルが格段に上がって、自分が得意だと思っていたものが崩れています。自分は人より体重が重いので、フィジカルを生かしたプレーは強みかなと思います。あとは、いい方向に行っているのかどうか分からないんですが、自分に自信がない、自分を上げない性格なのもそうかなと思います。

――体つきがしっかりしたのはいつ頃からなのでしょうか
保育園からラグビーをやって、小学生になるくらいで他の人よりちょっと身長高くて。小学生の時も親がよく食べさせてくれていたので、小5の頃から大きいとは言われていて、小6くらいから80キロほどありました。その頃はただのデブだったんですが、茗溪学園に入ってフィットネスの強度が高くてだいぶ絞れました。でも中3の春くらいに足をけがして半年くらいラグビーできなくて。そこで100キロ超えてから一向に下がらず、という感じですね。夏休み、春休みとかあるんですが、そのたびに10キロくらい増える感じです(笑)。学校行って、練習ハードで痩せて、休みで増えて、徐々に増えていきました。

――それでも試合でよく走れている印象があります
今はだいぶ遅い方になってしまったんですが、茗溪は周りの高校よりも体格が劣っていて、そこを体力でカバーするという方針だったので結構走っていて。大きい選手1人に対しても2、3人かけていいから、タックルで減った分、別の3人がちゃんと回ってくるように、そのためには走れないといけないから、フィットネスをハードにしてやっていました。それでなぜかBKとフロントローのメニューが同じときがあって走ってたので、という感じですね。

――中高のトレーニングで走りも体も鍛えられたんですね
やっぱりそこで足腰は鍛えられましたね。大学入ってウエートトレーニングの質が良くなって、上半身が重くなってしまったのでだいぶ走れなくなってしまって。今はそこを改善しなくちゃいけないなと思っています。

――憧れの選手はいますか
プレー面では小林賢太さん(スポ4=東福岡)ですね。元々同じポジションで、すごく走れて仕事もできます。同じチームでスクラムを組んでいて気づいたんですが、賢太さんが自分の組み方に合わせてくれていました。それは技術がないとできないと思うし、自分たちの世代の中で上位に入るレベルですごい選手だと思います。プレー中でも味方がミスで落ちていたりすると、盛り上げています。チームの核になる選手だと思うので、自分も、プレーもメンタル面でも賢太さんみたいになりたいと強く思っています。

――ホームページでは清透馬選手(商1=茨城・茗溪学園)選手を尊敬しているとありました
はい、尊敬しています。彼は高1の秋に膝の前十字靭帯(じんたい)を切って、そこから1年くらいラグビーできなくて。でもその時すごく悔しがってずっと一人で上半身トレーニングしていて、それで上半身が強くなったし、治ってからも走り込みとかを頑張ってました。勉強もその分できないとと言って、寮帰ってもずっと勉強して、プライベートも全部勉強に費やしているくらいで。すごく努力家で、自分もそういうところを見習わなきゃいけないなと思うし、人として尊敬しています。

――最後に、早大での4年間の目標と、今年の目標をお願いします
4年間の目標は、ずっと上のレベルを目指し続けることです。自分がいる場所から一段でも上に上がることを目指し続ける、継続するというのが目標で、強くなり続けたいと思っています。大学選手権では、優勝メンバーの中に入りたいなと思います。今年の目標は、体力が落ちてしまっているので、そこを底上げして、昔より走れてなおかつ体も大きい、強くて走れる選手になりたいと思っています。