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2024
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【部員紹介/第30回】槇瑛人(3年・WTB/FB・國學院久我山)

早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する24年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第30回は槇瑛人(3年・WTB/FB・國學院久我山)。

取材:西野直樹 構成:早稲田大学ラグビー蹴球部広報 写真:鳥越裕貴


攻守ともに前で体を張る。

岡山県で生まれた泣き虫な子供は、5歳の時に父の友人に誘われて田園ラグビースクールでラグビーを始める。始めた時の記憶はほとんどなく、気づいたらラグビーをやっていたそうだ。試合中にボールを持ってスキップするなど、自由にラグビーを楽しんでいた。

田園ラグビースクールでは中学生でキャプテンを務め國學院久我山高校に進学、2年次にはレギュラーとして花園に出場しベスト8という成績を収める。3年次にはキャプテンとして久我山を率いるが、東京都大会決勝で相良昌彦率いる早稲田実業に破れ花園出場を逃す。個人としてはU17日本代表や高校日本代表に選ばれ、高校代表ではウェールズ遠征を経験した。

2で進路を考え始め、ラグビーが強い大学でのプレーを希望し早稲田を第一志望に。顧問の尽力もあり無事に入学すると、同期や先輩の早稲田ラグビーに対する姿勢に衝撃を受ける。

2年次の対抗戦青山学院大学戦で赤黒デビューを飾ると、レギュラーWTBとして活躍。国立競技場でプレーできたことを人生で最もうれしかった瞬間だったと語った。ただ、決勝では天理の圧力の前に完敗、「こんなに差がつくのか」と衝撃を受ける。

そんな槇は、今季こそ大学選手権で優勝し、その試合に自身が出場することを目標として日々のトレーニングに励んでいる。そのために、攻守ともに前で体を張ることを意識しているそうだ。

早稲田ラグビーを「成長できる場所」と語る槇。明るく誰からも愛されるような人間は、自身のプレーできっと観衆の気持ちを盛り上げてくれるはずだ。