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2024
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【部員紹介/第31回】川下凜太郎(3年・レフリー・早大学院)


早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する
24年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第31回は川下凜太郎(3年・レフリー・早大学院)。


取材:柳澤小夏 構成・写真:早稲田大学ラグビー蹴球部広報


ひとつひとつ解決していきたい。

親の影響もあって、小さい頃から早稲田の試合ばかり見ていた。慶応に憧れる気持ちもあったが早稲田を目指している自分が好きだったし、単純に早稲田ってかっこいいなという気持ちがあった。やはり、物心ついた時から早稲田を見ていたことが大きいし、早稲田のラグビー部に入るために早大学院に入った。

縁あって大学でレフリーをやることになったが、1年生のうちはレフリーとしての立ち回りに慣れておらず、緊張や遠慮から毅然とした態度でできなかったため練習で笛を吹かせてもらえなかった。しかし、シーズンが終わり2年生になるという時、このままレフリーとして認めてもらえずにいていいのか、変わらなくてはと思い、練習に臨む気持ちや態度を変えた。その結果、コーチ陣に認めてもらえ、練習で吹かせてもらえるようなったことがすごくうれしかった。

だが、自分の弱さもわかっている。過去の自分は適度にサボりながらなんとなくうまくやってこれたと思っている。だから、これ以上できないという自分の限界を知らないし、自分が頑張れなかったから人に対して頑張れと言えないし、アドバイスもできず周りにいい影響を与えられない。今は副務として、部員のみんなとの会話を通して不安や不満を吸い上げてひとつひとつ解決していきたいと思っている。学生スタッフとしても、森谷さんをサポートしつつ自分に与えられた任務を全うしたい。

川下にとっての早稲田ラグビー=選手であり、その時の4年生であり、だからこそ毎年変化するもの。でも、下級生である時も最終学年である時も変わらないのは、そこでどれだけ自分の存在意義を見いだせるかだと思っている。副務は選手のようにプレーで部に貢献はできないが、選手のため部のためになることを自ら考えて能動的に行動できることが求められる。そこで認められることも、そのために変わろうと思えることも自分にとっては良い刺激だし、モチベーションになっている。