早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第49回は宮本大生(2年・HO・早大本庄)。
長大な歴史の一員。
本庄に通っていたが、大学ラグビーにそれほど興味はなかった。それを変えたのは、2年前の大学選手権優勝。明治に勝ち、「荒ぶる」を歌う姿にかっこいいと憧れを抱いた。
だが、新人練習でいきなり壁にぶつかる。周囲に全然ついていけず、自分を不甲斐なく感じた。情けなくてやめようとも思った。そんな時、高校の同期や親が支えてくれて頑張れたのと、相良前監督が練習についていけない自分を見てくれたことが励みになり、このチームに入りたいと強く思った。
そうした思いで入部を果たし、昨年の流経戰で初めて部員として試合を観戦した時、早稲田ラグビーの一員になれた気がしてすごくうれしかったことを覚えている。
今年の目標はフィジカル強化。基準値をクリアして早稲田ラグビーの選手として戦える体をしっかり作りたい。
100年以上前から続いてきた早稲田大学ラグビー蹴球部。その伝統の流れの中に自分たちもいて、自分たちのあとにもその伝統が続いていく。その大きな流れを太い樹の幹のように感じている。
この大きく長い歴史に関わる人間のひとりとして、自分にできることで日々出し切りたい。