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2012年夏合宿報告

技術競技部会長
 伊藤 隆
 
今夏はサマースクール支援を含め、菅平には3度足を運びました。
また、2度目は、OB小林重雄さんのところへお見舞いを兼ねての登山になりました。
重さんは、昨年よりももっと元気で、宮沢OB会長より「来年は菅平に来いよ」と言われるほどでした。 
さて、夏合宿のご報告になりますが、試合結果と帝京大との最終戦に絞って記したいと思います。
 
1. 夏合宿の試合結果
14日  D vs E     36:21
C vs ヤクルト  22:45
A(バックスB) vs B(バックスA)21:59  
18日  E vs ワセクラ  58:14
     D vs 愛知学院大 68:12
19日  C vs 中央大B  110:5
     A vs 慶応大A  38:12
     B vs 中央大A  14:38
21日  C vs 竜谷大   64:5
23日  E vs 甲南大   38:29
     D vs 東大    74:14(定期戦)
25日  E vs 帝京大E  17:20
     C vs 帝京大C  33:31
     D vs 帝京大D  14:69
26日  B vs 帝京大B  45:21
     A vs 帝京大A   0:43 
 
2. 対帝京大A戦の振返り
  立ち上がり一気に攻め込み、最初の20分間は早稲田ペースでゲームの主導権を握るも得点を奪えず。その後、帝京大の手堅いゲーム運びで4T4Gを奪われ0:28で前半を終える。後半反撃に出るも、早稲田FBのシンビンもあり有効な攻撃ができず、逆に3Tを奪われ、0:43でノーサイド。観戦していた多くの早稲田ファンから溜息が漏れた。帝京大は、自陣からは徹底してキックで敵陣に入り、22m以内に入っては必ずトライを取って帰るという理想的なゲーム運びだった。個々人のパワーでは昨年をやや上回り外人も攻守で機能し、ブレイクダウンにおいても早稲田より集散が早かった。また、デフェンスも昨年よりレベルが上がっているように感じた。一方早稲田はどうであったか?一言でいうと戦略的な攻めが出来なかったことに尽きる。(慶応大との後半戦と酷似)セットプレー(スクラム・ラインアウト)で優位に立ちながら、一次ポントで、早い球出しが出来なかった。ゲインラインを越えておらず、相手FWの集散が早稲田FWより早かった。
  この試合は、スコア上では完敗であるが、ベース(セットプレー)を崩されていない為、11月3日の次戦まで充分建て直しが可能であると思う。また、ある意味無策に近いゲーム運びだったので、その分が逆にアドバンテージになり得る。春先からほとんどの試合を観ているが、早稲田のセットプレーは大学レベルではトップクラス。また、両WTBに決定力があり、両CTBも高いレベルにある。また、SOはU20の日本代表。
 帝京大もいいメンバーだが、どう考えても帝京大に勝つ要素が備わっているのです。
なのに何故勝てなかったのか?
  攻撃方法に熟慮性を欠いていることです(決定力のあるWTBにいい形でボールを廻せない)。典型的な例を一つ挙げると、一次攻撃の目的が不明確であること。(二次攻撃との関連性が乏しい=一貫した攻めのストーリーになっていない。)インサイドCTBがポイントを作る時、アウトサイドCTBが一緒にサイドパックに入る為、そこからボールが出ても、パススキルが極めて高いプレーヤーがラインに残っていない(SO一人だけ)。従って効果的な二次攻撃が出来ず、ただ縦に突進するしかない。三次攻撃でいいBKラインを構成しても、その時点で数的優位な局面になってない。相手のBKラインが整備されており、セットと同様なデフェンスを仕掛けられてしまう。
 
3. 対抗戦中盤までの課題
・スクラムをより優位に組む。
  レフェリーの解釈によって、強いはずのスクラムがイーブンになったり、反則になったりするケースがあり、早目にレフェリーとのコミュニケーションをとること。
・FWの集散の意識を高める。
  セットを優位に組む目的の再徹底(次のシチュエーションで優位に立つ為)
  ブレイクを早く。
・キックの精度アップ(戦略性のあるキック)
  地域を獲得するだけでなく、敵陣で攻撃の起点を作れるよう精度を上げる。
・効果的な一次攻撃の複数選択(二次攻撃とのセットで考える)
  先ずはスクラムからの攻撃が、最も攻め易いということを認識・理解すること。
  ラインを若干狭め、飛ばしパスを使ってWTBの大外勝負を大胆に仕掛け、決定力のあるWTBを有効に使う。
  このプレーとCTBポイントのサインを裏・表として使う方法もある。
   また、スクラムからは、相手DFラインが5m下がっている為、FWのサイドアタックの頻度を高める等。
・細かなミス・反則の低減                                                                                                      以上