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2024
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関東大学対抗戦/慶應義塾大学戦展望記

2023年11月23日、東京・国立競技場の地で、伝統の一戦の火蓋が切られる。関東大学対抗戦(対抗戦)第6節、早大が対峙するのは、宿敵・慶大。今年でラグビー早慶戦は、第100回という節目を迎え、この試合に対する期待はすでに高まっている。昨年の対戦時は、19-13で早大が白星を挙げたが、前半は0-10でリードされて折り返すなど、その差はそう大きくない。一つのミスが命取りとなる、決して油断が許されない相手だ。両校選手の意地とプライドがぶつかり合う、熱き戦いが今始まろうとしている。

前節、昨年王者の帝京大に対し、新たな布陣で臨んだ早大。結果として21-36と今秋初黒星となったが、一時3点差にまで迫ったこの試合は早大が着実に成長してきていることを示すものであった。「タックルで前へ出続けられた」とFL安恒直人(スポ3=福岡)が語るように、屈強なFWを有する帝京大に対して接点で引けを取らなかった早大。HO佐藤健次(スポ3=神奈川・桐蔭学園)の安定感あるスローからモールで押し切りトライを獲得するなど、得点力も上げてきている。また、SO久富連太郎(政経4=島根・石見智翠館)から始まるBK陣のホットラインも忘れてはならない。巧みな連携で展開し、力強くゲインラインを切るCTB岡﨑颯馬(スポ4=長崎北陽台)や速さを生かして相手を抜き去るWTB矢崎由高(スポ1=神奈川・桐蔭学園)はチームに勢いをもたらしてきた。次戦の慶大戦では、フィジカルや展開力などのチームとしての強みを最大限発揮し、宿敵相手に今年も勝利を収めたい。

前節の帝京大戦にてキャリーをする岡﨑

一方、対戦相手・慶大は今季モールやディフェンスのほか、キック戦術も武器とする。高く上げたハイパントキックでプレッシャーをかけ、チャンスを幾度と演出してきた。また、前節の強豪・明大相手には前半に大量失点したものの、後半はスコアで勝るなど、接戦をモノにしてきた粘り強さもうかがえる。今回特に注意すべき選手は、SO山田響だ。巧みなゲームメークやキックに加えて、磨きのかかったステップで自身も果敢に仕掛けてくる。早大は、いかにディフェンスでの穴をつくらないかが、慶大の攻撃を抑えるカギとなるだろう。

前節の帝京大戦にてインパクトで魅せるFL栗田文介(スポ2=愛知・千種)

前節の帝京大戦後のインタビューにて、FB伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)は、今後について「100%やりきれなかったので、仲間にも厳しい指摘をしながら高みを目指していきたい」と語った。この伝統の一戦でチーム全員が100%出し切り、続く早明戦や全国大学選手権につながるプレーに期待したい。

記事:長野恵治 写真:川上璃々(早稲田スポーツ新聞会)