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2024
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トレーニングマッチ 中央大学BC戦/観戦記

夏のような日差しが照り付ける上井草グラウンドには多くの応援が集まり、早大BC対中大Bの一戦を観戦した。早大は前半6分に先制トライを挙げるものの、アタック時のペナルティーが重なり、攻めきれない場面が続く。しかし後半は息をつく暇もないアタックで圧倒し、一方的な試合展開に。後半だけで6トライを追加し、64-7と大差をつけて快勝した。

立ち上がりを制したのは早大。前半4分にマイボールスクラムで相手ペナルティーを獲得すると、そのままタップで再開する。早いテンポで敵陣ゴール前まで入り込むと中大のオフサイドを誘発。そのペナルティーもクイックで再開し、3フェーズ目にFL野島信太郎(教 2=東海大大阪仰星) がインゴールに飛び込んで先制トライを挙げる。中大の先手を取った早大だったが、その後は拮抗した試合展開となった。両チームの規律あるディフェンスを前に、アタック時のペナルティーが重なり、攻め切ることができない。苦しい時間を打ち破ったのはまたも野島。18分に中盤でのスクラムを獲得した早大は3次攻撃で野島がラインブレイク。フォローに走っていたNo.8永井新之助(スポ4=東京・早実)がトライ。続く24分、ハーフウェイライン付近の中大ラインアウトをターンオーバーすると、左右に大きく振るアタックで中大ディフェンスに的を絞らせない。フェーズを重ねてゴール前まで侵入すると、最後はCTB池本晴人(社2=東京・早実)の内返しのパスを受け取ったFB佐々木豪正(文2=東京・早実) が仕留めた。29分にはLO原田恒耀(スポ2=福岡・修猷館) も得点を追加し、スコアを28-0とした。しかし33分、早大は自陣10メートルライン付近でのマイボールスクラムでコラプシングの反則を犯すと、ゴール前で中大にラインアウトモールを形成され、そのままインゴールまで押し込まれる。その後は両チームのミスもあり、28-7で前半を折り返す。

前半から存在感あるプレーでチームに貢献したFL野島

後半も先手を取ったのは早大。後半3分、中大のペナルティーをクイックで再開したSH細矢聖樹(スポ4=国学院栃木) が敵陣深くまで入り込むと、早大の攻撃にスイッチが入る。フェーズを重ねながら一気にゴール前まで侵入し、大外で待っていたWTB溝井颯太朗(スポ4=北海道・函館ラサール) がインゴールを駆け抜けた。続く6分、タッチライン際をWTB清透馬(商 4=茨城・茗溪学園)が鋭いステップでゲインすると、中大はたまらずペナルティー。SO大賀雅仁(スポ 2=神奈川・桐蔭学園)がすぐに再開するとそのままインゴールまで走り切って、スコアを42-7とした。早大はその後も攻撃の手を緩めない。10分にまたも清がトライ。続く12分にも清がインゴールを駆け抜け、獅子奮迅の大活躍。54-7とさらにリードを広げた早大は27分、敵陣マイボールスクラムからのアタックで相手ペナルティーを獲得すると、タップで再開し野島が得点を追加した。36分には谷司馬人(教3=東京・早実) がステップでタックルを外すと、外側で待っていた清が途中出場ながらもハットトリック。64-7と後半を無失点で終え、ノーサイド。

持ち味の鋭いステップをきるWTB清

積極的に仕掛け、次々に先手を奪うプレーで中大を圧倒した早大。「練習してきたヒットの部分をしっかり出すことができた」とHO佐々木柊(スポ 4=東京・本郷)が振り返るように、スクラムでも強さを見せ、危なげない勝利を飾った。一方で、今試合でデビューを迎えたPR前田麟太朗(スポ1=神奈川・桐蔭学園)は「この状態では帝京大や上のカテゴリーを圧倒できない」とハングリー精神をあらわにする。この選手たちの飽くなき探求心がさらにチームを強くしていくだろう。毎試合、毎練習ごとに進化していく早大から目が離せない。

記事:村上結太 写真:安藤香穂(早稲田スポーツ新聞会)