早稲田大学ラグビー蹴球部WASEDA UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL WEBSITE

One Shot

2025
  • SpoLive

【Otao’s Reflection 2025 Spring】

いつも弊部を支えてくださる皆さま、春シーズンを通して温かいご声援を賜り、誠にありがとうございました。
春シーズンは上井草グラウンドでの試合に加え、北海道・岐阜・奈良の地でも試合をさせていただき、各地での温かい応援が大変励みになりました。

チーム野中の春シーズンが終わり、いよいよ夏の厳しい鍛錬期を迎えた今、大田尾監督が春シーズンを振り返ります。


冬に優勝するため何が必要か ──それを考え続けた春だった。
昨シーズンのチーム佐藤を振り返れば、チームの完成度は高く、チーム状態は近年では一番優勝に近づいていた。
1月、頂上にたどり着くと思ったが、そこは「九合目」だった。
ただ、「九合目」までチームを導いてくれたことで、あと一歩を超えるために必要な要素を得ることができた。それは昨年の4年生が遺してくれた大きな財産であることは間違いない。

昨年の4年生の想いを引き継ぐべく、新チームで奮闘した春。
主将・野中がグラウンドを離れるアクシデントがあったが、副将・田中を中心にそれぞれが自らのリーダーシップを模索しながら前進した。
A戦を振り返れば、天理・明治に2連敗を喫したが、その後の立て直しに今年のチームカラーが表れた。
春季最終戦・帝京大戦では、チーム全員が同じ方向を向き、ひとつになって戦うことで、大きな力が発揮されることを証明してくれた。
一方で、まとまりを欠いたときには、天理大戦・明治大戦のような結果となることも、身をもって学んだ。

大切なのは、一人ひとりが「チームを想ってチームのために戦う」こと。
そのためには、特に4年生のリーダーシップが必要になる。この春を通してもまだ手探りな状態で難しいだろうけど、それが明確になって発揮されたときには、チームとして大きく躍動できる未来が描けると確信した。

現在も上井草では、夏合宿を前にタフな練習を重ねています。
合宿に入ってからは一戦一戦を確実にものにして成長しながら、学生とコーチングスタッフが一丸となり、同じ方向を見据えて進んでまいります。

今後とも変わらぬご声援を何卒よろしくお願い申し上げます。