関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)での連覇を目指す早大B。初戦を見事白星で飾り、今節迎えるは筑波大Bだ。前節で明大Bに19-61と大敗を喫した筑波大Bにとって、今節は絶対に落とせない一戦。春の対戦では大勝した早大Bだが、相手が強い気持ちでぶつかってくることは間違いなく、決して油断は許されない。

連覇を狙うジュニア選手権の初戦。春にダブルスコアで敗戦を喫した東海大Bのリベンジマッチ。先制を許す苦しい立ち上がりとなったが、早大Bはペナルティーを誘発しCTB東佑太(スポ1=東海大大阪仰星)のトライで同点へ追いつく。強力なプレッシャーにも怯まず、素早い展開で相手を翻弄し、強靭なディフェンスラインを切り崩した。ラックからこぼれたボールをSH川端隆馬(スポ2=大阪桐蔭)が拾い、そのままゴールラインへ駆け込むと、SO竹山史人(スポ1=神奈川・桐蔭学園)のキックを起点にFB髙野恵次郎(スポ1=福岡・小倉)がトライを仕留めリードを広げる。
後半は、東海大Bの猛攻を受け続ける我慢の展開が続いたが、HO堂薗尚悟(スポ1=神奈川・桐蔭学園)、FL龍康之助(文構3=東京・早大学院)の体を張ったディフェンス、No.8狭間大介(スポ4=福岡)の鋭いタックルが光った。FB田中大斗(教3=東京・早実)の追加点、そして終了間際にはが狭間得点を重ね38-12と初戦を見事白星で飾った。

早大Bの注目選手は堂薗だ。高校時代から世代屈指と称されるほどの圧倒的な突進力を誇り、相手をなぎ倒しながら前進する力強いボールキャリーが彼の大きな武器である。前節ではその持ち味に加え、フィジカルの強い相手に対し怯むことなく身体をぶつけ、鋭いタックルで幾度となくピンチを切り抜けた。泥くさく身体を張り続ける気迫のあるプレーは、チームを奮い立たせ士気を高めるためにも必要不可欠な存在である。
さらに早大Bの司令塔SO寺⽥結(スポ3=広島・尾道)にも注目したい。広い視野を持ち、物怖じせずに仕掛ける挑戦的なプレーが持ち味だ。前節では、果敢なアタックでディフェンスを切り崩した。さらにキックを全て成功させるという抜群の決定力もみせ、勝利に大きく貢献。今節でも攻守両面でキーマンとなる2人の躍動に期待がかかる。

筑波大BのSO水澤雄太も今試合のキーパーソンの1人だ。ロングキックを武器とする司令塔で、高校時代にFBを務めた経験から、長身を生かしたボールキャリーも強みとする。キックとランを織り交ぜたゲームメイクでチームを牽引する水澤。早大Bの背番号10を背負う竹山との両司令塔対決に注目だ。
また、No.8足立佳樹にも警戒が必要である。桐蔭学園高校の出身で、昨年は花園を大きく沸かせた実力者。ワークレートがとても高く、「SOの居てほしい所にいる」献身的なプレーでチームを支える。今年の筑波大ルーキーには勢いがあるだけに、足立の存在も今節でフレッシュさをもたらすだろう。

ジュニア選手権2戦目。連覇を目指す早大Bにとっても負けられない一戦。初戦・東海大B戦では自らのミスから攻め込まれる時間が長く続いた。前節で浮き彫りになった課題をチームとしてどのように修正し、昇華できるかが大きな鍵を握る。また、選手たちにとって上のカテゴリーへ上がるための絶好のアピールの場でもある。いかに存在感を示し、チームで勝利を掴み取るのか。彼らの執念から生まれる気迫あふれるプレーを見逃すな。
記事:飯塚咲 写真:飯塚咲、吉田明日香(早稲田スポーツ新聞会)
