秋も深まり肌寒くなってきた今日この頃。前節、筑波大Bとの一戦を66-5のスコアで勝利した早大Bは関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)での連覇を達成するため突き進む。今節、迎えるは明大B。前節、帝京大Bを相手に33-53で悔しい結果となった明大Bは文字通り全力で勝ち星を狙いに来る。この試合は早大Bにとっても大きな山場となるだろう。

早大Bはジュニア選手権初戦で東海大Bに快勝。続く筑波大B戦では、50:22からラインアウトモールを連続して組まれ、強力な筑波大BのFWに先制得点を奪われてしまう。それでも、15分にWTB池本晴人(社4=東京・早実)、19分にはHO堂薗尚悟(スポ1=神奈川・桐蔭学園)のトライが生まれ、筑波大Bに逆転。堂薗、FB髙野恵次郎(スポ1=福岡・小倉)らルーキーの活躍も光り、31-5のスコアで試合を折り返した。後半が始まると、筑波大Bのミスからのチャンスを活かして連続トライ。
しかし、次第に雨の勢いが強まると、両チームノックフォワードが増えていく。そんな過酷な状況でも、得意のスクラムからテンポを取り戻した早大B。試合終了までさらに点差を引き離し、66-5でジュニア選手権2連勝となった。

早大Bの注目選手はNo.8平野仁(スポ3=東京・法政二)だ。190センチメートル越えの長身をいかしたセットプレーや鋭いランと力強いキャリー力が武器の平野は、前節の筑波大B戦では敵陣ゴール前でのチャージに成功しトライチャンスを生み出す。さらにスクラムからボールを持ち出し俊敏なステップとランで相手ディフェンスを切り裂きトライを挙げた。彼の存在がFWの支柱となっているのは間違いない。
また、今年の関東大学対抗戦立大戦でデビューを果たしたSH宮下羚(文構3=東京・早実)にも注目したい。宮下の武器は相手のディフェンスを崩すアタックテンポと適切にスペースを見つけ攻めることが出来る視野の広さだ。前節では、持ち前のアタックテンポでビッグゲインを量産し、空いたスペースに持ち出し、自らが陣地を進めていくアグレッシブなプレーも見られ、大量得点に大きく貢献した。今節も得点に大きくかかわる二人に注目だ。

明大の注目選手はSO長濱堅とCTB大沼隼人だ。前節長濱はダブルタックルを弾き飛ばすボールキャリーでトライを演出、大沼は敵陣深くでハイパントからの再獲得を成功させ、ディフェンスを振り切りトライを決めた。さらにラックにも積極的に絡み、ノットリリースザボールを獲得した。隙を晒せばすぐにターンオーバーをされてしまうだろう。得点力の高い両選手をどう攻略していくかが、今試合では重要になっていくと予想される。

お互い勝利を譲れないのはもちろん、常に上のカテゴリーを目指すジュニアチームにとってアピールするための絶好のチャンスだ。早稲田と明治、因縁浅からぬ両校のプライドがぶつかり合い、互いに高めあう。そんな試合を期待したい。
記事:髙野凌世 写真:飯塚咲、吉田さとみ(早稲田スポーツ新聞会)
