秋の陽光が降り注ぐ早大・上井草グラウンドで早大DEと日大Cの試合が幕を開けた。開始直後からスピードに乗ったパス展開で敵陣に攻め込んだ早大DEは、開始3分で好機を演出して強固なモールで日大Cを圧倒し、先制トライに成功した。その後も自陣ゴールライン目前まで迫られるも、粘り強いディフェンスでしのいだ。しかし、好プレーを見せるもハンドリングエラーなどが続き、ボールを取られトライを連続で奪われてしまう。冷静さを欠かずに着実に攻撃を仕掛けた早大DEはトライを挙げ、26-12で前半を折り返した。
後半開始2分、早大DEは持ち前の突破力を発揮してトライを重ね順調かと思われたのも束の間、度重なるミスでテンポをつかみきれずに相手にトライを許してしまう。反撃をされ続ける苦しい状況が続いたものの、なんとか堪えた早大DEに軍配が上がり、38-36で試合を終えた。

SO池⼭昂佑(商4=東京・早実)のキックで試合の幕が開けた今試合は、開始早々から早大DEはすばやく正確なパスワークが光り、敵陣深くまで攻め込んだ。先制点を生んだのは前半3分。相手の反則を誘い、敵陣ゴール前からラインアウトモールを形成すると力強く前進し、HO小笠原正義(商3=東京・早実)がゴールラインを叩き割った。その後も果敢に攻めるも7分、日大Cにラインアウトのボールを拾われ自陣深くへのアタックを許す。FWの粘り強いディフェンスによって危機を脱したのも束の間、日大Cの素早いアタックによって再びゴール前まで攻め込まれてしまう。緊張が走る中、早大DEは落ち着いたディフェンスを見せなんとかピンチを切り抜ける。
チャンスが到来したのは18分。BK陣が細やかにパスをつなぎ、大外でパスを受け取ったWTB佐々⽊篤真(法4=福島)がハーフウェイライン付近から22メートルラインまで大きくゲイン。この機会を逃したくない早大DEはSH平塚英⼀朗(法4=東京・早実)が池山へとボールをつなぎ、慎重に進むと最後はFL細⾕有貴(スポ2=早稲⽥⼤阪)がトライを挙げた。23分には、PR⾕本幹太(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が絡みつく相手を振り切りながら必死に前進する好プレーを見せるなど早大DEのディフェンス力を見せつける場面もあったものの、28分に敵陣で日大Cのインターセプトを許し、独走。 トライを奪われ、12-7とする。
さらに30分、敵陣22メートルライン付近でボールをこぼし、相手に続けてインゴールを明け渡してしまう。連続トライされても冷静さを保つ早大DEはグラウンドを左右に広く使ったパスワークで相手を翻弄する。すると32分、CTB鈴⽊彪⾺(スポ3=東京・國學院久我⼭)からFL村井悠朔(スポ1=早稲⽥佐賀)にボールを回し、村井がそのままゴールラインへ駆け込んだ。前半終了間際、ラインアウトからBK陣が華麗にボールを運ぶと、LO原⽥恒耀(スポ4=福岡・修猷館)が大きくゲインし、トライを重ねた。池山がコンバージョンキックをしっかりと沈め、26-12として試合を折り返した。

後半2分、CTB桑⼭和⽣(スポ1=⿅児島実業)が強みである鋭いボールキャリーで敵陣深くまで攻め込むと、ボールを受けた佐々木がインゴールに飛び込んだ。互いに反則やミスを重ね攻守が激しく入れ替わり、両者ともに攻撃のリズムをつかめない時間が続いた。均衡を破ったのは14分、日大Cのスクラムからのトライだった。
これ以上失点を重ねたくない早大DEに一矢報いたのは、ルーキーの桑山。SOとしての経験が浅いながらもゲームメイクを担い、果敢にアタックを展開し、勢いを加速。そして敵陣22メートル付近でラインアウトからモールを押し込み、巧みなパスワークで相手のディフェンスを崩すと、PR⽵内晴(⽂構4=東京・早実)がグラウンディング。
この流れに乗り、リードを広げたい早大DEだが23分、ノックフォワードを犯し、隙を突かれトライを奪われてしまった。さらに30分、38分にも立て続けにトライを決められ、じわじわと点差を縮められる。最後まで攻撃の手を緩めず、リードの拡大を狙うも38-36でノーサイド。わずか2点差の熱戦をものにし、早大DEが勝利を飾った。

怪我での長期の離脱を乗り越え、安定したゲームメイクを展開した池山や、相手守備を切り裂くランで攻撃を勢いづけた桑山などの活躍が光る試合となった。ディフェンスを弾かれ前進される厳しい場面もあったものの、鍛えられた精神力と集中力で試合を終えた早大DE。
秋シーズンも折り返しとなり、優勝への気持ちが一層強くなる中での今試合の勝利は翌日に控える関東大学ジュニア選手権の大きな弾みとなるだろう。更なる高みを目指して日々実力を磨く彼らの今後の躍動に注目だ。
記事:吉田明日香 写真:飯塚咲(早稲田スポーツ新聞会)
