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大学選手権 二回戦  試合結果

2005/12/25
(Kick off 14:00)

秩父宮

早大A 慶大
  26 21 - 3 8  
5 5
T G PG DG   T G PG DG
3 3 0 0 0 0 1 0
1 0 0 0 1 0 0
4 3 0 0 1 0 1 0

T:トライ G:ゴール PG:ペナルティゴール DG:ドロップゴール

レフリー
下井 真介
タッチジャッジ
篠原 克行
八嶋 亮太
早藤 嘉幸

対慶大 忘れるな、『ULTIMATE』!

2005/12/26


 場内から沸き起こる万雷の拍手。まるで敗者かのような勝者…。12月25日、クリスマス。2度目の『決戦』でさらに突き抜けるはずだった『佐々木組』は、鋭く尖った虎の牙の前に沈黙した。「ワセダと慶應の試合は、お客さんがたくさん来て頂けるだけのことはある。やっぱり慶應はワセダにとっていいライバル。今日はありがとうという感じです」(主将・佐々木隆道)―
 とにかくこの日のワセダは、ユルユルの一言。生命線・ブレイクダウンでの激しさ、シャープさまるでなし。これまで『佐々木組』を支えてきた、1歩でも前へのヒット&ドライブ、相手を引き剥がしにいく意志に欠け(忘れ?)、鋭さ満点の慶應に易々とターンオーバーを謙譲した。「BKでポイントができたら孤立していたし、FWの動き出しが悪かった」(フランカー松本允)。「2人目の寄りが遅かったし、FWフェーズも、ユニットでしっかりできていなかった。今日はブレイクダウンがすべてです」(副将・青木佑輔)…。倒れずに、立ってプレーする意識の希薄さも最後まで改善されないばかりか、ゲームキーワード・『激しさ』を体現したのが青木ら一握りの選手だけでは、いいゲームなどできるはずもなかった。
 それでもトライシチュエーションは山ほどあった。インゴールへも何度も迫った。しかし、「ゲインした後にポンポンポンポン、放らなくていいところで放していたり」(SO曽我部佳憲)…。まるでクリスマスに浮かれる子供のように軽いプレーを連発し、自らチャンスを潰し続けた。「みんながバラバラの方向を向いてしまって、好き勝手やりだした。そこをコントロールできなかったのは、僕の責任です…」(主将・佐々木隆道)。いつでも取れるの意識からくる軽さ→トライを確信した決定機でのミス→強引に打開せんとするスタンドプレー。悲しいかな、チームに一体感の欠片もなかった。ワセダの結束、組織で崩すあのまとまりは何処へ―
 激しさゼロ、バタバタ倒れて、ミス連発…。しかし、そんな状況下でも勝利を手にすることができたのは、この1年の積み重ね、築いてきた確かなものがあればこそ。諸悪の根源は、ないはずの余裕を見せた意識の低さ。「調子乗っとったんですよ。調子乗っとったらワセダはこんなもん。でも次は大丈夫。意識は一週間あれば変えられるし、それができる奴らだと僕は思ってます…」(主将・佐々木隆道)。この1年、『佐々木組』の歩んできた道に間違いはなし。目標はあくまでも大学選手権連覇、そしてその先の打倒トップリーグ。「準決勝、1月2日という試合で今日みたいな反省の弁ばかりが並んでいるようでは、ワセダに次はない。しっかりと仕上げて臨む準決勝です」(清宮監督)。意識、意識、意識、意識、忘れるな、『ULTIMATE』。 今こそみんながひとつになる時。『荒ぶる』まであと2つ、『佐々木組』はこんなものでは終わらない―


<今こそ腕の見せ所 準決勝へ向けチームの立て直しを誓う清宮監督>
「今日は前回以上に点差をつけて勝てと言って試合に臨んだけれど、半分くらいの差になってしまった。その要因はたくさんあるけれど、1番気になるのは、接点での激しさがなかったこと。ハーフタイムで修正しようと言ったけれど、変えられなかった。次はそこを修正して臨みたい。対抗戦では点差が離れたけれど、こういう試合が僕たちの期待していたこと。ワセダは今日のゲームから、かなりの収穫を得ることができた。まだまだできないことがあるから、こういう展開になる。慶應のキャプテン(NO8竹本)はいい男。いい男がいるところにいいチームができると、自分は常々思っている。慶應はいいチーム。松永さんを新監督に迎えて、打倒ワセダでやってきた1年。慶應にとっては、来年への足掛かりをつかんだ試合だったと思うし、ワセダも今日の試合のおかげでもっと強いチームになるチャンスを得ることができた。点数が取れなかったのは、隆道も言ったように、みんながバラバラの方向を向いてしまったから。みんなが好きなことをやりだしてしまった。慶應がボールを振ってきたどうこうは、キックであろうが別に変わらない。池上を早いうちに交替させたのは、風邪で体調がよくなかったから。準決勝は、FWで取るところは取るし、BKでも取るところで取る。そういうワセダのやりたいことをやるだけ。課題を修正するのは、監督である僕の仕事。それを隆道がやるのであれば、僕はいらないですから(笑)。準決勝、1月2日という試合で今日みたいな反省の弁ばかりが並んでいるようでは、ワセダに次はない。しっかりと仕上げて臨む準決勝です」


<不甲斐なさにガックリ 正月決戦へ意識改革を訴える主将・佐々木隆道>
「今日は自分たちのやろうとしたことができなかった。流れが悪くなったときに修正できず、みんなが勝手なことをし始めて、欲が出てしまった。そこは僕がしっかりしないといけなかったんですけど…。そこをコントロールできなかったのは、僕の責任です。次に向けては、清宮さんの言われたことプラス、自分たちでしっかりと考えて、4年生中心、学生で作っていきたい。不甲斐ないワセダを見せないように、しっかりとやっていきます。今日こういう試合になってしまった要因はブレイクダウンのところ。いいテンポで球を出しきれていなかった。ターンオーバーの数を見ても、それが分かる。甘い。もっと精度を高めなくてはいけないし、それができるプレーヤーがワセダにはいるので。そこは相手どうこうよりも、自分たち内部の問題。勝手なプレーが出始めたのは、トライ取れるなと思ったところでのミスや、ゴール前でのノットリリースなどがあって、もっと簡単に抜けるのにってなってしまったから。それでどんどんフラストレーションが溜まってしまった。そこは僕が修正しないといけなかったのに、できませんでした…。取れるシチュエーションはたくさんあったんですよ。でもそこで取れると思い切ってしまった自分たちが悪いんです。そこは意識の問題。次は大丈夫です。意識を1回切ってしまっていたんです。抜けた、だけどノックオンとかいうのばかりで…。そこからピンチを招いたり。意識は一週間あれば変えられますし、それができる奴等だと思ってます。しっかり自分たちの課題をクリアにして、自分たちを見直して、法政のことは清宮さんに任せて、学生がひとつの方向に向いて団結してやっていく。今日は清宮さんからも言われたように、ブレイクダウンでのスピードが上がらなかったし、強さもなかった。そこは関東も拘っているので、慶應に絡まれているようでは話にならない。できるのに力を抜いてしまっていた。ワセダに余裕なんてないのに。調子乗っとったんですよ。勝って反省できるのはいいことですけど、今日は4年生に申し訳ないです。大学ではめちゃくちゃタックルのいいとされているチームとやることで、自分たちの課題が見えるし、それが2回戦でよかった。ワセダと慶應の試合は、お客さんがたくさん来て頂けるだけのことはある。やっぱり慶應はワセダにとっていいライバル。ありがとうという感じです。試合が終わった後みんなに色々と話をしたのは、試合で出た課題をどうしなくてはいけないのか、何をやらなくてはいけないのかを、あの場で言っておきたかったから。また来週から、自分たちが甘かったともう1回認識して、必死に直向にやっていきます。調子に乗っとったらワセダはこんなもんです。いつもやっていないプレーをしてしまったのは反省。今日はチームにも、自分にも満足できない試合でした」


<ブレイクダウンの不出来に危機感を覚える副将・青木佑輔>
「とりあえず勝ててよかったです。反省ばかりですけど、次に進めたのはよかった。次がんばるだけです。今日はみんながバラバラで、ミスは多いし、何をやってもダメという感じでした。ブレイクダウンは、練習ではできている2人目の寄りが遅かったし、FWフェーズも、ユニットでしっかりできていたのができなかった。今日はブレイクダウンがすべて。スクラムは前回の対戦よりいい形で押せていた。そこはよかったけれど、モールは相手も研究してきて、反則気味のプレー(ちなみに足を持つのは反則です)をやってきた。モールを止められて嫌な感じというのはなかったけれど、チャンスで取りきることがなかった。最後に取れなければ、そこまでいいアタックをしても意味がない。週明けからもう一度みんなで意思統一をして、やるべきことをひとりひとりが理解して、やっていかないとダメだと思います。今日は本当に反省だらけ。試合に臨む雰囲気も変わらなかったけど、ミスをしているうちにゲームが壊れてしまった。そこがよくなかった。こういうときこそ4年生がしっかり引っ張っていかないとダメです」


<随所のターンオーバーでチームに勝利を呼び込んだフランカー松本允>
「今日は後半集中力がなくなってしまっていた。内容としては最悪。ミスもあったし、ノックオンやタッチなど、セルフジャッジしてしまっていた。慶應の方が必死だった。そこがよくなかったところ。ブレイクダウンは、2人目の寄りが遅かった。BKでポイントができたら孤立していたし、FWの動き出しが悪かった。そこは修正しないといけない。関東だったら、そこは有賀が狙っているし、全部取られてしまう。継続のところができていなくて、近場も竹本に絡まれてしまっていた。何が悪かったのか、しっかりとビデオで確認したい。みんな一発のタックルでは倒れていたけれど、自分から寝てしまったり、ラックでいいやという感じになってしまっていた。立っていたとしても、前ではなく後ろばかりを見て繋ごうとしていて、強いプレーができていなかった。後半は意図のないアタックをしてしまって、誰がゲームをリードするのか分からない感じで…。そこで4年生が引っ張って、立て直さなければいけなかった。今日は慶應の方が意識が高かったし、後半にそれが出た。今日は意識の問題が1番。そこは一週間あれば修正できると思うし、今日の試合を意味あるものにできるようにしないといけない。ワセダは気を抜いたらやられるチーム。ガムシャラにやらないとダメだということが、みんなも改めて分かったと思う。それを身をもって感じられたという意味では、いい試合だったかもしれないです」


<1からの出直し ゲームをぶち壊し反省しきりのSO曽我部佳憲>
「すいません…。今日はゲームを僕ひとりで壊してしまいました…。ほんとにダメダメです。前の試合のいいイメージばかりを持っていては、ダメだと分かっていたのに、それが消えなくて…。FWが前に出られないときには、それなりの戦い方をしなくてはいけなかったのに、それが全然できなかったし、ゲインした後にポンポンポンポン、放らなくていいところで放していたり。まだまだ改善しなくてはいけないところだらけです。BKも全然でした。やっぱり練習からです。今日は一発で取ろうとしすぎて、フェーズを重ねられなかった。ずっと変なテンポだったし、横に流れっぱなしの感じでした。BKは練習から試合をイメージして、ミスに対して厳しくやっていかないとダメです。次は今日より厳しい試合になるだろうし、法政のBKは頭がいいですから。また1からやり直しです。もちろん僕も。今日はすいませんでしたという感じです…」


<不完全燃焼も最後尾からチームを鼓舞し続けたFB五郎丸歩>
「このままではこの先勝てない。今日は何もかもダメ…。何よりチームに安定感がなさすぎです。裏に出てからが軽い。こここそしっかりしないといけないという場面で軽くなってしまっていた。タックルミスもあったし、ターンオーバーしてラインができていないのに出してしまったりバラバラで、全体的に意思統一がなかった。BKのアタックもまったくダメ。タックルされてすぐ倒れすぎだし、スイープが遅く、まったくクリーンアウトできていなかった。チーム全体が機能しないと、FWもBKもこうなってしまう。技術よりも気持ち。意思統一をしっかりしてやっていかないと、トップリーグと言うどころか、決勝で勝てるかってことになってしまう。とにかく意思統一。慶應どうこうより、今日は自分たちがダメでした…」

<力を出し切れず、無念のノーサイド…>

大学選手権 試合情報一覧

2006/01/08 決勝 関東学院大 ○ 41-5 ●

2006/01/02 準決勝 法大 ○ 61-5 ●

2005/12/25 二回戦 慶大 ○ 26-8 ●

2005/12/18 一回戦 立命大 ○ 126-0 ●

慶大との戦績

公式戦対戦成績(1922年〜2005年) 早大 61勝22敗6分

過去3試合の対戦結果

2005/11/23 関東大学対抗戦 ○ 54-0 ●

2005/06/12 招待試合 ○ 55-17 ●

2004/11/23 関東大学対抗戦 ○ 73-17 ●

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