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Tough Choice

2022

東洋大戦/観戦記

今にも雨が降り出しそうな曇り空の下、早大Dは東洋大と対戦した。早大Dは序盤に2トライを挙げ、幸先のよいスタートを切ったものの、ディフェンスラインの乱れから相手に得点を奪われ、同点に追いつかれてしまう。しかし前半終了間際にBK陣の連携の取れたプレーからトライを生み、早大Dリードのまま後半へと突入した。後半は入りこそは点数が拮抗したものの、中盤以降FWとBKの息の合った攻撃でトライを量産。相手を大きく突き放し、61-26で快勝した。

開始早々、ハーフライン付近でのラインアウトを起点として、NO8宮本大生(文構3=埼玉・早大本庄)らFW陣がラインブレイクする。

ここからBKで展開し、大外でWTB西浦剛臣(社2=ニュージーランド・ハミルトン・ボーイズ・ハイスクール)がビックゲイン。

そのサポートに入ったFB仲山倫平(法1=ニュージーランド・ウェリントン・カレッジ)からSH糸瀬真周(スポ1=福岡・修猷館)へとパスがわたり、最後は糸瀬が真ん中で先制トライを挙げた。

その後もBKの展開ラグビーから1トライを追加。だが東洋大にカウンター攻撃からのトライを連続で許し、同点まで追い上げられてしまった。

前半終了間際、相手のペナルティーから敵陣22メートル内でのラインアウトを獲得する。ここからBK陣がパスをつなぎ、徐々にゴールラインへ。

相手もしぶとくディフェンスをするが、仲山がオフロードパスをCTB金井奨(人4=群馬・太田)へとつなぎ、金井がWTB鈴木陽結(政経3=東京・早大学院)にパス。鈴木がそのままインゴールへと駆け、前半を21-14で折り返した。

プレーでチームをけん引したCTB金井ゲームキャプテン

後半は序盤から点数の取り合いとなり、なかなか点差が開かなかった。だが中盤に突入し、流れは早大Dへと傾く。後半18分、CTB鳥海雄図(教3=東京・早実)がインターセプトしトライ。

再びリードを広げると、その後も敵陣5メートルライン付近でのマイボ―ルラインアウトから、FW陣がモールで前進する。

そのモールからSH小西泰聖(スポ4=神奈川・桐蔭学園)が、相手の守備が甘くなった左サイドへとパスを回し、追加点を挙げた。

以降も早大Dの猛攻は止まらず、37分にはマイボールスクラムから再びBK攻撃につなげると、FB五十嵐心之介(社3=埼玉・早大本庄)がディフェンスを3人かわし、グラウンディング。

試合終了直前にも追加点を挙げ、61-26と大差をつけて東洋大に勝利した。

笑顔でグラウンディングするFB五十嵐

今日の対戦では、FW陣がセットプレーで優位に立つことでチームに勢いをもたらし、BK陣が見事な連携で得点へと結びつけた。セットプレーや個人のパフォーマンスにおいて、日々の練習の成果を発揮し、手応えを感じられたという点で実りの多い試合だったといえる。だが「相手を圧倒するところまではできなかった」とプロップ山口湧太郎(スポ1=神奈川・桐蔭学園)が振り返るように、選手たちはまだまだ成長に貪欲だ。「上のチームで試合できるように」(金井)、「上のカテゴリーに上がれるように」(鈴木)、「シニアに絡んでいけるように」(宮本)。どの選手も見据える先は『赤黒』。ひとつでもステップアップするべく、ここで立ち止まってはいられない。

文=山田彩愛 写真=谷口花(早稲田スポーツ新聞会)