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2024
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早大C対拓殖大戦・観戦記

早大C対拓殖大戦・観戦記

この日の合言葉は「リベンジ」。夏合宿で大敗を喫した相手だけに選手たちは気合十分で試合に臨んだ。 試合は開始から取りつ、取られつの激しい展開。互いに一歩も譲らぬ激しい攻防が続いた。この均衡状態を打ち破ったのがWTB吉永将宏(2年)。37分にCTB豊山寛(1年)の見事な飛ばしパスを受けるとステップ1発で相手2人を置き去りにし、勝ち越しとなるトライを挙げた。
7点リードで迎えた後半、試合は一気にワセダペースとなる。テンポのいいアタックで相手を翻弄。BK陣がおもしろいようにウラに抜けだし、後半だけで怒涛の9トライ。74-28と完膚なきまでに相手を粉砕した。
それぞれが持ち味を存分に発揮したBK陣のなかで一際光ったのが前半はWTB、後半はFBで出場した中村大祐(1年)。切れのあるステップで再三に渡りビッグゲインを見せ、Cチームを3試合ぶりの勝利に導いた。ここ2試合負けが続いたCチーム。中村は2試合とも出場し悔しい思いを経験していた。特に夏合宿の拓大戦以来の敗戦となった山梨学院大戦(9月30日)では要所でミスを犯してしまい、試合後には涙を見せるほどだった。その悔しさをバネに練習に励んだ結果がこの日の大活躍につながった。まさに汚名返上。活躍の目立つ1年生にまたひとりヒーローが誕生した。<HP委員疋>

<大ブレイクの中村>
「ここ2試合はミスが多すぎて自分のせいで負けていたので何とかしたかった。今日は前にあるスペースがよく見えて、対面もFWの選手の場面が多かったので勝負できた。普段からもっと勝負しろと言われていたので今日は思い切り勝負してやろうと思った。タックルミスがあったのは残念だけれど、この間負けてからの練習の成果が出た。上を目指しつつ今はCチームでがんばります。もっと足が速くなりたいです(笑)」