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2024

対関東学院大戦(Jr選手権)・観戦記

対関東学院大戦(Jr選手権)・観戦記

前日とはうってかわる青空の下、関東学院釜利谷グラウンドにてジュニア選手権1位リーグ初戦が行われた。ジュニア選手権優勝に向けた「大一番」(清宮監督)だけに選手たちの気合も今季最高潮に達した。<HP委員疋>


早大は王者・関東学院大の連続攻撃を止めることができず、4分、8分と立て続けにトライを奪われてしまう。「このままズルズルいってしまうのか」。そんな空気が流れたが、早大がここから力を発揮した。
FWがボールを連取し、BKに素早く展開。実にしつこい継続を見せ、幾度となくゴール前に迫った。しかし要所でノックオンやスクラムからのターンオーバーでチャンスを逃し、ペナルティーゴールをひとつ返すのがやっと。結局3-19で前半を折り返した。ほとんどの時間を敵陣で過ごし、WTBが余る場面も何度か見られただけに悔いの残る結果となってしまった。
後半に入っても依然として早大ペース。ナンバーエイト内橋徹、FB内藤慎平(ともに1年)らを中心に怒涛のような波状攻撃を仕掛け、3分、8分と連続トライを挙げた。この時点で17-19の2点差。後半に入り、完全にゲームを支配していただけに逆転するのも時間の問題かに思われた。
しかし直後の13分。ゴール前スクラムからあっさりトライを許してしまうと再び流れは関東へ。この後、後半開始からの勢いを完全に失い、立て続けに3トライ。この時点で勝負あった。多くのチャンスを作り、ゴール前に迫りながらトライを奪えないワセダと相手のミスを逃さずチャンスを確実にものにする関東。またしても相手にゲーム運びのうまさを見せつけられる悔しい敗戦となった。
24-54と点差は離れたが、「次につながる内容のある試合だった」と清宮監督も言うように決して歯が絶たなかったわけではない。成長の跡を見せ、今後に可能性を抱かせる内容だった。試合後には双方の監督の話し合いにより、近いうちに1年生同士の試合を行うことも決定。これで終わったわけではない。清宮ワセダはどこまでも関東学院を追い続けます。

<ゲームキャプテンを務めたフランカー室井鉄平(4年)>
「今日の試合は悔しいの一言。トライを取った時に乗り切れないところが自分たちの弱さです。1対1のところで勝てなかった。まだ少し技術の差があったということです。春に比べたら差は詰まっていると思う。まだ次もあるのでビデオ見て反省して、がんばるだけです」