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2024

ジャパンセブンス・観戦記2

ジャパンセブンス・観戦記2

  チャンピオンシップ1回戦・対関東学院大(7-33)
 今泉監督が用意したゲームプランで関東学院大対策はバッチリ。試合前には勝利への完璧なシナリオができあがっていた。しかし…。
 最初のアタックでいきなりノックオン。チャンスを失い、そこから逆に先制トライを許してしまった。これまで課題であったキックオフでボールを確保しただけに、早大にとっては何とも悔やまれるプレー。王者相手に一旦失った流れを引き戻すのは容易ではなく、前半だけで19点のリードを奪われてしまった。
 「どんな事があっても最後まで絶対に諦めない」ことを心に誓っていたワセダは後半に入ると反撃開始。開始早々の1分に山下のターンオーバーから吉永、後藤と繋ぎ1トライを返した。この後も激しく相手を攻め立てたが、後一歩のところでチャンスを喪失。反対にワンチャンスで相手にダメを押されてしまった。
 この試合の勝敗を分けたのは「意識の差」(今泉監督)。基本を忠実に守り、僅かなスキも逃さない「ラグビーをよく知っている」(今泉監督)相手にしてやられた格好だ。試合後にはすぐさま全員でミーティング。今泉監督の熱い激を受け、今大会主将を務めた羽生、エース・山下等が今後の進むべき方向を語り合った。「もう負けるワセダは見たくない」(今泉監督)。雪辱の舞台・東日本大学セブンスが待ちきれない。

先発メンバー:阿部一樹④、紀昌宏③、羽生憲久④、後藤翔太②、山田智久③、中村大祐②、山岡正典③
交替:山下大悟④(←中村)、吉永将宏③(←山岡)