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2024

平成18年度予餞会 『東条組』から『権丈組』へ

 『東条組』は最後までらしさ全開?― 2007年2月6日、早大・大隈ガーデンハウスにて予餞会を開催。『東条組』はそのすべての任を終え、新たに『権丈組』が発足しました。

 例年は涙あり、笑いあり、時にドロドロ?感ありの予餞会も、今年は明るく、楽しく、爽やかに時間が経過。後を託す後輩たちへの思いはいつの時代も変わらないとは言え、卒業生ひとりひとりの言葉には、『東条組』らしさが溢れていました。個性派集団、健在です。

 そして、「今日はここに来る前に、4年生のみんなから不満だったり憤りだったり、色々な思いをすべて聞いた。3年以下も同じ思いを抱いているだろうし、そこから絶対に逃げずに、強いチームを作る」と中竹監督が決意を述べれば、新主将に任命された権丈太郎も、「絶対に『荒ぶる』を奪回して、4年生の無念さを晴らす」と力強く宣言。2007年はワセダにとって、絶対に勝たなければいけない、誇りを取り戻さなくてはならない、極めて重要なシーズンです。「来年勝てなければその先もない。勝とうとしても、勝ち方が分からなくなる…」。前主将・東条雄介の言葉は、誰しもが抱いている思いです。2007年は根本から生まれ変わらないといけません。

 明るさと爽やかさ、そして残された者たちの決意に満ちた予餞会の最後は、新主将・権丈太郎ソロによる部歌・『北風』の斉唱。来年はこれにプラスして『荒ぶる』を…。『東条組』から『権丈組』へ。ワセダ『奪回』へのスタートです―

※新チームのファーストミーティング、および全体始動日は、現在のところ3月6日(火)を予定しております。稼動中の『S1組』は残り2週間そのまま継続し、終了次第、始動日に先立つ形で昨季の主力選手を中心とした『S2組』を編成。ウェート集団『S組』につきましては、例年同様の流れとなります。

<揺るがぬ決意! 強く激しいチームづくりを誓う新主将・権丈太郎
「正式に主将に任命され、今はすごく責任感を感じています。キャプテンになると聞いたのは、九電戦が終わった直後。特に驚くこともなく(1年次には新人総代を務めています)、自然に受け入れられました。その瞬間から誰をバイスにしようか、誰を委員にしようかと。畠山と五郎丸は、チームのことを常に考えているふたりだし、ワセダのことを1番思っているふたり。プレーヤーとしても、人間としても信頼しているのでバイスに選びました。そこに迷いはなかったです。すぐに頭に浮かんだふたりです。2年のふたりは、FWとBKのバランスも考えました。(長尾)岳人は期待している選手ですし、ふたりとも信頼している後輩です。このふたりには特に何をして欲しいとかはないので、プレーでグイグイ引っ張っていってもらえればと思ってます。関東に負けたあの日1番感じたのは、1:1の強さ、フィジカルの強さで負けていたということ。目指すのはとにかく激しいチーム。今年はFWががんばらないといけないと思ってます。今持っているのは、相手を粉砕していくイメージ。1:1で勝って、強く前に出る。それにプラスしていつものワセダらしさを生かす。そういうチームにしたいです。主将として『北風』のソロを歌ったり、人前に出る機会が増えたり、まだ何か不思議な感じがします(笑)。4年生のみなさんには、最後にいい教訓を残して頂いた。1番悔しい思いをしたのは4年生だと思うので、今年は決勝で関東に勝って、その無念を晴らします。4年生のみなさん、見守っていてください。本当にありがとうございました、お疲れ様でした。そしてファンの皆さんには、関東戦が終わった後も、九電戦が終わった後も、ありがとう、ワセダをずっと応援してるからと言って頂き、本当に嬉しかったです。今年は絶対に強いワセダを作ります!」

<激動の1年を終え、寂しさと安堵と悔しさをにじませる東条雄介>
「すべてを終え、とりあえず今はホッとしたという感じが強いです。自分たちの代は勝つことができず、悔しい思いをしたので、後輩たちには絶対に勝って欲しい。そのための手伝いはいくらでもするし、力になれることがあれば、何でも協力したい。しっかりとサポートしてあげたいです。(権丈)太郎は後輩たちからの信頼も厚いし、今年すごくがんばってくれた。プレーヤーとしての責任もしっかりと果たしていたし、気持ちもある奴。グラウンドでしっかりとしたプレーをしていれば、自然と周りもついてくると思う。太郎とは時間を作って、ゆっくり色々な話をしようと思ってます。来年勝つことができなかったら、それ以降勝つことは難しくなる。勝つとはどういうことかを知る奴がいなくなってしまうし、勝ち方が分からなくなる。来年はとにかく『荒ぶる』を取るためだけにがんばって欲しい。今日で終わってしまって寂しいですけど、後輩たちにできることは何でもします。応援にいける試合は全部行くつもりですし、とにかくがんばって欲しいです」

<『東条組』ラストマッチは長崎で!>
3月4日(日)開催の長崎招待ラグビーにて、『長崎ドリームチーム』と対戦することが決定致しました。『長崎ドリームチーム』とは、長崎出身のトッププレーヤーが集結した、地元ファンには堪らないチーム。ワセダは新チーム始動前でもあるため、『東条組』4年生を中心に臨む予定です。大学王者としての福岡行きは叶いませんでしたが、精一杯戦いますので、九州のファンの皆様、是非応援にいらしてください。詳細につきましては、決まり次第お知らせ致します。