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2026
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トレーニングマッチ 筑波大B戦/観戦記

4月も終盤に差し掛かり、徐々に気温も暖かくなってくる頃、早大・上井草では関東大学春季大会が始まる。早大が筑波大に白星を飾り、好調な滑り出しを見せた。それに続きたい早大Bは、前半開始から揺るがないディフェンスで、筑波大Bに隙を全く与えない。また、スクラムやモールといったFWのセットプレーにおける安定感が、BKのアタックをより活性化させた。前半終了まで勢いを保ち、積極的に攻撃し続けた早大B。スコアを52-0として、筑波大Bを突き放した。後半に入ると、疲れからかペナルティを重ね、今試合初の失点を許す。それでも後半24分に、WTB若林海翔(社2=東海⼤⼤阪仰星)が得点をあげると、再び前半同様の活力を取り戻した。その後も時間が許す限りトライを量産し続け、78-12で試合を終える。

ライン際を走るWTB若林

筑波大Bのノックフォワードが重なり、試合開始直後から攻撃のチャンスを得た早大B。ゲームキャプテンが自らチームを牽引した。4分にCTB森⽥倫太朗(スポ4=兵庫・報徳)が抜け出し、WTB佐々⽊豪正(⽂4=東京・早実)にパスを繋げ、先制得点をあげる。

その後もテンポのよいアタックを展開したが、なかなか均衡は破れずにいた。そんな中、FWがスクラムでアドバンテージを奪い、チームに流れをもってくる。その勢いに乗って、12分に若林が外から内に切り込みグラウンディング。スコアは26-0となり、この時点で筑波大Bを無失点に抑える。

じわじわとトライラインに迫られる苦しい局面でも、ディフェンスでの安定感をみせて守り抜いた早大B。徹底されたディフェンスのプレッシャーは、相手チームのハンドリングエラーやオフサイドなどの反則を次々と誘う。そして敵陣深くに食い込めば、BKのアタックが冴え渡り、トライを量産し続けた。しかし、ここで終わらない早大Bはさらにアタックのテンポを上げていく。29分には安定感のあるモールで得点を追加。前半終了まで、カウンターや華麗なパスワークで攻撃の主導権を握り続ける。筑波大Bのミスを決して見逃さず、溢れたボールにも瞬時に反応した。SO⽥中⼤⽃(教3=東京・早実)のコンバージョンキックも正確性を極め、52-0まで差を広げて試合を折り返した。

俊足を魅せるWTB佐々木

後半が始まっても早大Bの優勢は続くと思われた。実際に、後半開始してまもなく筑波大Bのノットストレートからスクラムを獲得。後半2分に若林の鋭いランが起点となり、確実に得点を奪った。その後も筑波大Bのトライをギリギリで防ぐプレー、相手モールを一歩も前に進ませず、封じ込めるなど粘り強い守備を継続。

しかし、徐々に疲れが溜まっていき、早大Bの堅守に綻びが生まれていく。ペナルティーを重ね、長く自陣に釘付けとなってしまった。やがて15分に、今試合初の失点を許す。なんとか前半の調子を取り戻したい早大Bは果敢に攻め続け、ようやくキックで敵陣に侵入。24分にCTB藤井雄⼠(社3=北海道・札幌⼭の⼿)の力強いキャリーがアタックのテンポを生むと、ロングパスを受け取った若林がトライラインを割った。

途中グラウンドの外側までボールを繋げられて得点を返される場面もあったが、BKの猛攻によって依然として優位に立つ。特に目立ったのがFB⼩野晏瑚(スポ2=徳島・城東)だ。圧倒的な存在感でチームの推進力となった。37分にはトライに貢献するロングゲインを見せる。これにより最終的なスコアは78-12となり、Aチームに続いて筑波大Bを破った。

果敢に攻め込むFB小野

筑波大Bの度重なるミスを、BKが中心となって全てチャンスに繋げた早大B。もちろん個人の技量も目立ったが、瞬時にラインを展開し、ボールを外まで運ぶ連携力が特に躍動。まだシーズンも始まったばかりの春の段階にも関わらず、既にその姿はチームとして完成されていた。初戦をA戦、B戦ともに白星で飾った早大。清水組は『荒ぶる』へ向かって、完璧なスタートを切った。
記事:池田健晟 写真:飯塚咲、髙野凌世(早稲田スポーツ新聞会)