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Beat Up

2024

対帝京大C チームは上向きも手痛い引き分け


 B・Dの連敗を受け、ワセダの意地にかけて勝利が求められたCチーム。夏に一度負けている、一筋縄ではいかないライバル・帝京大を相手に、攻守にわたって熱戦を繰り広げた。
 前半は完全にペースを握り、ほとんどを敵陣でプレーしたワセダ。「FWを前に出させて、とにかく勝つことだけに集中した」(SO松井一樹)。11分にゴール前ラインアウトからモールで押し込み、左隅へ先制トライ。その16分後にも再びモールからトライを奪う。33分にはラックからSH西田剛のパスを受け、ブラインドサイドを抜けてそのままNo8河原崎務がインゴールへダイブ。終盤こそ自陣を脅かされたものの、凌ぎきり17-0で前半を終えた。
 そのままの勢いで、「勝つと思って」(松井)挑んだ後半。しかし、メンバー交代と「点差がついて、気持ちが切れた」(FB飯田貴也)ことでCチームは失速してしまった。対照的に、帝京大はセットプレーを中心に怒涛の攻撃を仕掛けてくる。24分にモールトライ、その4分後にはスクラムトライを献上し、あっという間に1トライ差に縮まった。37分にモールがちぎれたところでブラインドサイドを突かれ、ついに同点に。それでも最後の最後に巡ってきた大チャンス、敵陣での相手ペナルティ。迷わずPGを選択し勝利への執念を見せるが、惜しくも成功ならず。そのまま17-17でノーサイドとなった。
 引き分けに終わったものの、選手たちは前向きな姿勢を見せた。「先週と比べれば、全然状況判断が出来るようになった」(松井)。メンバー変動こそあるものの、一週間でここまでチームが立ち直ったという事実は大きい。この勢いを失うことなく、次こそは勝利を掴みたい。

圷萌奈


FB飯田貴也

「前日のAチームから帝京のことはよく分かってました。最後外してしまったPGだったり、ダイレクトタッチを2本連続やってしまったのは相手に流れを与えてしまいました。こういう時もあると思って前向きに頑張っていきたいです。後半に関しては、点差がついて、気持ちが切れてしまったのかなと。ディフェンスのところで切れ始めてミスが重なって、相手に攻め入るミスを与えてしまいました。どうチームを勝たせるかというのが僕の中で大事なので、出て負けたら意味がないので。勝てるプレーというのをしっかりしていきたいです」

SO松井一樹
「先週の負けは、僕のゲームメイクが駄目だった部分が大く、FWを走らせ過ぎたと思ったので、今日はFWを前に出させて、勝つことだけに集中しました。本当に、勝つと思ってたんですが…。後半の途中から小さいミスが重なって、それが結果的につながったのだと思います。プレーしてる選手に対してしっかりコールしてあげないと、外が見えなくて判断ミスしてしまうので。そこがまだ足りてなかったです。でも、先週と比べれば全然状況判断が出来るようになったので、これから更に出来るようになれば、もっと良くなると思います」