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2023

【部員紹介/第2回】松下怜央(3年・CTB/FB・関東学院六浦)

早稲田大学ラグビー蹴球部に所属する2~4年生の選手・スタッフが相互インタビューで理解を深める連載企画、第2回は松下怜央(3年・CTB/FB・関東学院六浦)。



取材:江島航 構成:早稲田大学ラグビー蹴球部広報 写真:鳥越裕貴

考えて、考えて、考えた先で、大器は覚醒の時を迎える。

祖母が早稲田ラグビーを好きだったため、幼い頃から早明戦を観ることが恒例だった。12月の第1日曜日、テレビに映るスタンドはいつも満員で熱気にあふれていた。幼少期はサッカーをやっていたがやがてラグビーに引き寄せられ、中学からこの競技を始める。

それから4年と数ヵ月、花園出場経験のない高校から唯一U17日本代表に選ばれ、日・韓・中ジュニア交流競技会に出場(なお、この年のU17にはのちに早稲田で同期となる吉村・槇・小泉も選ばれている)。順風満帆に思える高校時代だが、本人は「中学時代から試合前にケガすることを繰り返して思うようにいかなくて楽しくない時期もあった」と振り返る。

そして大学進学を考えた時、祖母の喜ぶ顔が見たいという思いもあり、かっこいいという印象が残っていた早稲田を志望、見事に合格しラグビー蹴球部の門を叩くことになる。

180センチ90キロを超える体格を持つ大型バックスとして周囲の期待は高かったが、2年までは定位置を確保することができなかった。勝負の3年目、レギュラーとしてアカクロを着続けるため「自分に足りないもの」と「自分の強み」を分析、実践する日々を過ごしている。

「早稲田のラグビーは自分がどうしていかなきゃいけないのかを常に求められるし、自発的に考え続ける選手じゃないとアカクロは勝ち取れない。今年は、4年生を支え、後輩を引っ張れる存在になりチームに貢献したい」

個人で状況を打開してきた男は、雌伏の時を経て、チームや周りを考えられるようになった。大器がその力を爆発させる時は近い。