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2024
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ジュニア選手権/帝京大学戦展望記

関東大学対抗戦(対抗戦)も残すところ2戦となる中、今週末、関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)カテゴリー1の決勝トーナメントが開催される。明大、帝京大、早大、東海大の上位4チームが出場権を獲得し、現在全体3位の早大Bは、2位の帝京大Bとの準決勝に臨む。前回、悔しい敗戦となった帝京大Bとの再戦。今季4戦目となる強敵にリベンジを果たし、決勝進出となるか。注目の一戦だ。

先月行われた、最終節の東海大戦。早大Bは粘り強いディフェンスを見せ、48-46の接戦を制した。試合開始早々、先制点を奪われてしまうものの、すぐに反撃。WTB磯崎錬太郎(商4=徳島・城東)のトライで同点に追いつくと、13分には、自陣スクラムを起点に展開し、逆転トライに成功した。その後も得点を重ね、33-22で前半を折り返す。後半は序盤から勢いに乗り、2トライを獲得。一時シンビンを受け苦戦を強いられるが、粘り強いディフェンスで10分間を無得点で耐え抜いた。その後も追加点を挙げ、東海大Bの猛追からの逃げ切りに成功。48-46でノーサイドとなった。

東海大B戦でゲインするWTB磯崎

対する帝京大Bは前節、明大Bに28-29と僅差で敗れているものの、早大Bは今季一度も勝ち越せていない相手である。しかし、1カ月前の対戦で早大Bは、夏からの成長を大きく感じさせるセットプレーで帝京大Bを圧倒。「どのような状況であっても、自分たちの形をやり切る」(CTB岡本大輝、スポ4=東京・本郷)とアタックを継続し、一時は同点まで追いつく白熱した展開を見せた。再び熾烈(しれつ)な展開が予想される今節。注目選手は、PR亀山昇太郎(スポ3=茨城・茗溪学園)だ。対抗戦の帝京大戦同様、スクラムを牽引し、チームに勢いをもたらせるに違いない。また、怪我から復帰したLO栗田文介(スポ2=愛知・千種)にも注目だ。力強いボールキャリーで勝利に貢献してくれるだろう。

東海大B戦でラインブレイクするHO清水健伸(スポ1=東京・國學院久我山)

試合ごとに着実な成長を見せている早大B。今季磨いてきた攻撃力とセットプレーで決勝進出を勝ち取れるか。赤黒を目指す選手たちの躍動に期待したい。

記事:清水浬央、 写真:川上璃々(早稲田スポーツ新聞会)