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2024

今年の夏も激熱でした! 『佐々木組』上井草に無事帰還

 8月7日より始まった長い長い山篭りを終え、先ほど上井草に帰って参りました! 高原での避暑?もいいですが、久々のホームはやはり心が落ち着きます。やっと夏も終わったんだなぁと。東京(特に杉並?)も昨夜の雨はものすごかったようで、寮はかなりヤバイことになってますが…。

 いつの間にか月も変わった夏合宿ラストウィーク。澄み渡る青空の下、スカッと終わりたいところでしたが、またまた今年も雨、しかも豪雨&雷に見舞われてしまいました。さすがに天気には勝てません。まぁ、これも『佐々木組』との別れを惜しむお天道様の涙ということに(勝手ではありますが)しておきます。そんな冗談を言える位、今年の合宿は充実していたということです。

 その象徴が締めとして行われた昨日の内ゲバ。まだ晴れている内に行われた『D対E』戦は、挑む側に出たいきなりのミスが響き、残念な結果となってしまいましたが、シニア生き残りを懸けたその後の『B対C』は、手に汗(雨も?)握る白熱のガチンコ勝負でした。

 その戦いはとにかく『激しい』のひとこと。Cチームの『刺客』・鈴木、松田の両フランカーが死角からブッ刺さりまくれば、Bチームも種本、東条、巴山の久我山トリオ、脅威の10代・『タッキー&タツキ』を中心に「激しく」応戦。格上のBチームの方がケガ人で崩壊しかける―。こう説明すれば、この『バトル』がどれほどのものであったか、お分かりいただけるかと思います。とにかく清宮監督の言う、「痛いプレー」のオンパレードでした。

 前半を終わってのスコアは14-12。気がつけば激しい雨に、地面を揺るがすような雷。そしてBチームに相次ぐ負傷交替…。何かが起こりそうな雰囲気アリアリでしたが、後半10分の落雷&一時中断を機に、Bチームが流れを掴み、何とか勝利を収めました。この試合を中断させたほどの雷、相当近くに落ちたらしく、一堂騒然…。ビニール傘を刺しながら観戦していた今田コーチは、落ちた瞬間手がしびれたらしく、刺していた傘を投げ出すほどでした(試合のビデオにその瞬間が写っていました。聞いた時は半信半疑でしたが、どうやらほんとらしいです)。さらに本人は手元が光ったとも…。ともあれ、合宿の最後を飾るにふさわしい、それはそれは『激しい』内ゲバでした。

 一方のAチームは、ゲバに先立ち午前9時よりチームアタック&フィットネスを敢行。自陣ゴール前、センタースクラム、敵陣22メートルでのラインアウト…。試合で想定される状況をプレー毎に設定しながら、最後の追い込みを行いました。こちらも内ゲバに負けず劣らず、いや、それ以上に夏の成果が凝縮。力強く、シャープなFWと、キラ星のごとく輝く『スターバックス』が見せた迫力満点のアタックは、近くで見ていて鳥肌が立ちました。佐々木隆道もこう激を飛ばしておりました。「ここからが本番だからな!」。そう、これもまだ序章。シーズンが楽しみです。

 ちなみにAチームが菅平で最後にこなしたメニューは、『連覇』を祈願し、「Vラン×2セット」(「来年は3セット!」と3年生が言えば、2年生は「じゃあ俺たちは4セット!」。それを聞いた4年生は、「そのメニュー、来年勝手にやってください」と冷ややかな?反応(笑)…)。目指すはV2!この想い、必ず現実のものにしてみせます!

 最後は、やはりこの人。学生との30日間真剣勝負を満喫した清宮監督の言葉を紹介して終わります。
「『激しさ』が出てきて、いい夏合宿だった。それはチームが強くなるために1番必要な要素だからね。この5年間で1番強いし、また強くなるだろうし、実際に強くなってきていると思うよ…」。

 『北風』、ダボスではなく、セミナーハウスでの『荒ぶる』で『飛躍の夏』も無事終了。『佐々木組』は今シーズンも、必ず『荒ぶる』を手に入れます!

※17日の対法大戦から開幕するJr選手権は現在最終調整中です。会場、試合開始時刻が決まり次第、近日中にお知らせ致します。