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Beat Up

2024

招待試合 慶應義塾大学戦/展望記

関東大学春季大会の開幕を目前に控え、チーム佐藤の本格始動に向け準備もいよいよ最終段階を迎える中、早大は伝統ある春の早慶戦に挑む。今年は5月5日、佐賀県・SAGAスタジアムで開催されるこの一戦。昨年100回目を迎えた関東大学対抗戦での対戦では、早大の強力な攻撃が慶大の粘り強いディフェンスを打ち破り、43-19と快勝を収めている。今回も早大のアタックが慶大のディフェンスを苦しめるのか、慶大のディフェンスが抑え込むのか、両校の調整具合も伺える注目の一戦である。

Aチーム定着へ期待が高まる田中勇成(教3=東京・早実)

まず注目したい選手は、早大ラグビー部の第107代主将に就任したHO佐藤健次(スポ4=神奈川・桐蔭学園)。大学屈指の突破力を持つフォワードとして今年もチームの攻撃を牽引する。また春シーズン、早大が力を入れ取り組んできたスクラムでも、その要としてチームを背負い戦う。

佐藤とともにJAPAN XVに選出され、4月に開催されたサモアでの国際大会に出場したFB矢崎由高(スポ2=神奈川・桐蔭学園)にも注目。2年生ながら圧倒的な存在感を放ち、昨年の春の早慶戦にもスタメンで出場している。脅威の跳躍力から繰り出される切れ味抜群のステップを武器に、早大の大きな得点源として躍動する姿に期待したい。

CTBとしてスタメン出場する福島秀法(スポ3=福岡・修猷館)

さらに今試合では早くもAチームデビューを果たす新人も登場。昨年U18日本代表でキャプテンを務めた城央祐(スポ1=神奈川・桐蔭学園)が、伝統の一戦でNo.8のスタメンを勝ち取った。新人らしい積極的なプレーでチームに勢いを与えられるか大注目である。
最後に紹介するのはSH宮尾昌典(スポ4=京都成章)。昨シーズンは怪我に苦しんだ早大不動の9番がついにスタメン復帰を果たす。世代を代表する司令塔が振るう手腕から目が離せない。

スタメン出場を勝ち取った城

春季大会に向けてチームや選手の調整具合に注目が集まる今試合。『Beat Up』のスローガンのもと、宿敵慶大を相手に圧倒的な力を見せ、チーム佐藤の始動を勝利で飾れるか、決して見逃せない一戦である。
記事、写真:西川龍佑(早稲田スポーツ新聞会)